はじめに
さぁ、はじめての、かじぇるねGRシリーズのAdvent Calendarが始まるよ!
ということで、1日目の今日は、「がじぇるね」そして「がじぇるねGRシリーズ」をより知ってもらうために、がじぇるねの中の人(O氏)に2021年総括と題して10の質問をぶつけてみました。
スタート!
Q1. がじぇるねって何ですか?
2012年に発足した「がじぇっとるねさす」というルネサスのプロジェクトです。公式ページに概要が載ってます。
Q2. がじぇるねGRシリーズを使ってみて欲しい人はどんな人でしょう?
第一弾となるGR-SAKURAボードで設定したペルソナは女子大生でした。そのときのエピソードは以下のLIGさんのブログに掲載されています。
その後はボードごとに設定しています。GR-ADZUKIなどはお子様と親御様、GR-ROSEはROSでロボットやりたい人、とかです。
Q3. がじぇるねGRシリーズを使った作品で特に印象に残っているものは何でしょう?
数えきれないないですが、敢えて挙げるなら以下です。
がじぇリズムは今でこそ有名になってしまった、自作キーボードのお店「遊舎工房」の社長の作品です。超クールな作品ですよね。
がじぇるねじゃんけんはcarcon999さんの作品ですが、2012年当時の私は素人同然だったので画像認識、音声合成、リール制御すべてがすごいと思いました。奥様と作り上げた羊毛フェルトのぐーちょきぱーとか、デザインも素敵でした。
2012年から半年に1回、ルネサスナイトという作品自慢大会をやってきました。ご参考までに計15回の1位~3位の作品タイトルを示します。
Q4. 2021年に発売されたがじぇるねGRシリーズはありますか?
ずばりないんです。
ちょっと本尊の中の色々な変更といいますか、流れといいますか、変更がございまして、がじぇるねの取り組みを内部に活かす方に注力しています。
もちろんまたピンクのボードをプロデューサーの皆様と一緒に作りたいと思ってます。
Q5. ズバリ!今一番おすすめなのはどれ?
んーー、GR-ROSEですかね。
最近ALGYANさんと開催したIoTコンテストでも使いましたが、AWSやAzureと接続できる他に、ロボット向け基板ということで小さく作ったので色々と取り回しが楽だと思います。
初心者の方向けに本もありますし。
ROSのバージョンアップにちょっとついていけてなくて申し訳ないですが、以下のtctclabさんの作品とかに使われていると思うと胸熱ですよね。
Q6. コロナはがじぇるねにどういう影響をあたえましたか?
2019年末のルネナイ15で一旦自慢大会を休止したので、あまり影響がなかったのですよね。
Q7. 半導体不足はがじぇるねにどういう影響があったでしょうか?
んーー、ないですね。新規がじぇるねボードの企画は前述の通り少しお休みしてましたし。
Q8. ざっくり、がじぇるねにとって2021年はどんな年でしたか?
静かに実った年、そんな感じです。
過去のGRボードが今の商談につながっていたということなのですが、マイコンビジネスって、やっぱり採用されるまでに時間がかかるのですよね。
GRボードのリリースから3年~5年のときを経て今になってルネサスの売り上げになり、本来の目的が静かに達成されたことは、がじぇるねGRのプロデューサの皆様に感謝をお伝えしたい気持ちで一杯です。
Q9. 2022年に発売予定のものはありますか?
まだ予定はないです。
でもここ最近ルネサスが買収することとなったDialog、Celenoの無線は皆様にお届けしたい要素です。大体において無線は規格化されていますよね?差別化する要素も少ないのですが、以下のページを見てください。50セントとか書いてあるんですよ。
がじぇるね化計画はまだありませんが、企画アイデアは溢れんばかりです。
Q10. 最後に2022年のがじぇるねはどうなる?
ここだけの話、教育分野に一石を投じたいと思っています。静かに始まって色々な協力者を巻き込みながら大きくしていけたらと考えています。
それとロボットですね。ルネサスのArmマイコンもmicroROS対応が完了し、ROS2もいよいよ実ビジネスに利用されることが増えてくると思います。
2022年はがじぇるね再燃のきっかけを作る年かなと思います。
最後に一言どうぞ
コロナを乗り越え、ものづくりへの思いを馳せ、そしてよい年をお迎えください!