概要
自宅の貧弱でやる気が出ない物理的な開発環境を良くして、お布団の中で開発に集中できるように本格的にネタバース環境を設計してみました。今はお金がないのでまだ実行に移せていません。モニターアーム3本を合わせて3~3.5万円くらいになりそうです。
今の環境の問題点・要望
- 机が小さい
- ディスプレイを2つ置けない
- 1画面ではyoutubeみながら満足に開発できない
- 家具付きの部屋のため机があるのに机を買うのはなんか嫌
- 椅子が貧弱(パイプ椅子といい勝負)
- ずっと座ってるとお尻が痛い
- 椅子に1時間座ると22分寿命が減る
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2021/023194.html
- 気分的な問題・要望
- こんな環境だとパソコンを使うのがおっくうになる
- ゴロゴロしながらスマホで技術書を読むのは割と手軽にできる
- でもゴロゴロしながら、スマホでは満足にコードを書けない
- ゴロゴロしながらじゃ思い立ってすぐにパソコンを使えない、コードを書けない
- 結局ぐだぐたしてやらなくなってしまう
解決のための方針
上記の問題や要望を解決するには、お布団の中でゴロゴロしながらしながら開発できるようにします。冬の場合、お布団の中から出れなくて机に行けず開発が進まないということもなくなります。朝早くやる場合は、ブルーライトで目が覚めて開発がはかどります。夜に開発する場合は、ブルーライトで目が覚めますが、眠れる状況になった時はおそらく疲れて気絶したように寝落ちできるため、忙しいプログラマにとっては時間の効率が良いです。
仰向けの状態で、ディスプレイを2つ見れるようにします。作った後は、お手洗い以外は、かなりの時間お布団の中で過ごすことになると思うので、可能ならお菓子・飲み物・リモコン・スピーカ置き場、スマホ充電器を用意します。
地震の時や寝返り時にベッドからパソコンが落下して開発ができなくなると本末転倒なので、安全性には気を付けます。
プログラマの三大美徳を踏まえてさらに方針決め
こちらのサイトによると、
- 怠慢(Laziness)
全体の労力を減らすために手間を惜しまない気質。
この気質の持ち主は、役立つプログラムを書いてみんなの苦労を減らしたり、
同じ質問に何度も答えなくてもいいように文書を書いたりする。
よって、プログラマーの第一の美徳である。
今回の自宅の環境に当てはめると、どんな場所でも再利用可能にすることかと思います。組み立て家具のような感じで、簡単に組み立てられるようにしたいと思います。木材とかを自分で切って作りたくはありません。また、お布団の中でコードを書くのは怠慢だと思います。ドキュメントはこちらのQiitaの投稿で残せているかと思います。
- 短気(Impatience)
コンピューターが怠慢な時に感じる怒り。
この怒りの持ち主は、今ある問題に対応するプログラムにとどまらず、
今後起こりうる問題を想定したプログラムを書く。
少なくともそうしようとする。
よって、プログラマーの第二の美徳である。
今回の環境では簡単にメンテナンスができて、ディスプレイの角度変更や後から機能追加ができるような設計にしたいと思います。お布団での開発に飽きたら机に戻せるようにもしたいです。
- 傲慢(Hubris)
神罰が下るほどの過剰な自尊心。
または人様に対して恥ずかしくないプログラムを書き、
また保守しようとする気質。
よって、プログラマーの第三の美徳である。
私は自宅の環境を作った後、人様に対して恥じないように責任をもって実用性のテストや、Qiitaに具体的な作り方を投稿いたします。(こんなしょうもないことをまじめに書いて投稿しているのは恥ずかしいです。)もし万が一、参考にして環境を作られる方がいらっしゃいましたらけがやPC破損のリスクがあることをご理解の上、自己責任でお願いいたします。
調査
ディスプレイの角度を変えて天井から吊りたいので調べているとこちらのモニターアームが見つかりました。
これを突っ張り棒みたいなのにひっかけようかと思いましたが、突っ張り棒の長さが必要で、ディスプレイの重さも結構あるので突っ張り棒案は却下にしました。
既製品のパイプの棚とかを探しましたが、ベッドのところのサイズになかなか合うものが見つからずイレクターというパイプを組み合わせてDIYできるようなものがあるようなので棚みたいなのをDIYをすることにしました。これなら分解できるし、長さも希望でカットしてくれるし、ジョイントなども充実していたので、自分でサイズなどを計算しないといけないもののこちらを組み合わせて進めることにしました。
ディスプレイはSE2416Hで24インチくらいのを縦向きにして2つ並べます。モニターアームに引っ付けるにはアダプタみたいなのが必要なので、事前に調べておきます。これで解決できそうです。
ベッドのところがこんな感じになっているのでサイズを測ってイメージをつかんでおきます。画面との距離の理想は50cmくらいらしいので、寝転がって目からの位置を測ってみるとモニターアームの長さ、ディスプレイ、お布団、枕の厚さを考慮すると天井ギリギリからつるさないとだめそうでした。一番最初のイメージのような感じにはならずPCを上に置くことはできず、横に設置する必要がありそうです。
これで大丈夫かと思いましたが、モニターアームやディスプレイの厚さなどをもっと正確に計算してみると画面までの距離が35cmくらいになり、見上げる角度30度や少し自分から見て奥にずらしても近かったので却下にしまして、白紙に戻りました。せっかく頑張って考えたのでがっかりしました。この短いモニターアームでは今後机で使う場合にも拡張性がないと思います。
次に考えたのは吊り下げるのではなく、水平にモニターアームを設置することを考えました。水平にしてなるべく天井に近づけられるモニターアームを探してみました。
カクっと上がっているのがポイントで、低い天井のためにあるような商品でした。画面までの距離が40cmくらいでしたが30度くらい角度をつけて少し奥にずらせば理想的な50cmになることがわかりました。白色なのはちょっと嫌ですがこの商品以外にマッチするものがなかったので背に腹は代えられません。(机で使うことを考えた場合も柔軟にアームを曲げられるのはGOODでした。)
PowerShellのアイコンみたいになってしましました。
あとは、マウスとキーボードをどうするかですが、案は2つありました。1つが分割キーボードを使う案、もう1つはモニターアームにキーボードを載せる案です。
1つ目の分割キーボードを使う案は、自分が日本語配列派で、なおかつキーボードが有線だと邪魔くさいので、日本語配列+Bluetoothを探しました。一応見つかったのですが、自作するのが難しそうだったため、却下にしました。
https://shop.yushakobo.jp/products/jisplit89
2つ目の案は、こちらのようなイメージです。モニターアームにキーボートを載せる板を付けて使おうと思います。寝るときに、ササっとどけられて、今使っているお気に入りの日本語配列のBluetoothキーボードを使うことができるのでこちらの案で進めます。
その他、ジョイント類、パイプの足のカバー、天板固定ジョイント(天板は近くのホームセンターでカットしてもらおうと思います)が必要なので忘れないようにします。イレクターのプラスチックのジョイントは接着剤ありきらしくて、そのまま組み立てるとスカスカらしいです。接着剤でつけてしまったら分解するにはジョイントを壊すしかないとのことでした。後で分解するならメタルジョイントにするべきとのことでした。聞いていなければすべてプラスチックで注文するところでした。
メタルジョイントによって分解可能で再利用可能で、メンテナンスがしやすくて、引っ越しした場合でも高さ幅奥行をジョイントで自由に変えられて、机で使う際も流用できそうなので、上記の方針は十分に満たせたと思います。
設計図
右の18cmの出っ張ったところにPCやリモコン、充電器、お菓子などを置く予定です。59cmのところにキーボード用のモニターアームを付ける予定です。17cmのところの2本にモニター用のモニターアームを付ける予定です。
費用
大体3万円から3.5万円でした。安月給なので厳しいです。
イレクターのメタルジョイントのお値段がそれなりにするみたいなのでこちらの互換品を使います。これならすべてメタルジョイントでもお財布はまだましだと思います。パイプは本家のショッピングサイトで切ってもらおうと思います。メタルジョイントを使うとプラスチックジョイントに比べて差込口が長くなってしまいますが、逆転の発想で差込口の部分の外周上にモニターアームをセットできそうなので問題ありません。また、もともとSE2416Hは2台持っていました。
部品名 | 単価 | 個数 | 小計 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NTY-1B | 150 | 8 | 1200 | コーナーメタルジョイント |
NTY-2B | 200 | 8 | 1600 | T字メタルジョイント |
MARMGUS129AW | 5500 | 2 | 11000 | モニターアーム(モニター) |
CR-LA352 | 5500 | 1 | 5500 | モニターアーム(キーボード) |
MOUNT-DLSSE2 | 3000 | 2 | 6000 | VESAアダプタ |
イレクター(φ28) | 6000 | 1 | 6000 | サイズと本数、カット代金は下記 |
その他 | 3000 | 1 | 3000 | 送料や天板、パイプ足、現物合わせ代など |
イレクターの長さと本数とお値段の詳細(カット代込み)
長さ(mm) | 単価 | 本数 | 小計 |
---|---|---|---|
971 | 504 | 3 | 1512 |
61 | 84 | 2 | 168 |
71 | 88 | 2 | 176 |
860 | 453 | 4 | 1812 |
641 | 352 | 4 | 1408 |
705 | 382 | 1 | 382 |
575 | 321 | 1 | 321 |
長さはこちらの本家のサイトで計算できました。
https://www.diy-life.net/design_list/measure_metaljoint/
最後に
天井が低かったので思った以上にどんな組み合わせにするか考えるのが面倒臭かったです。いつもは先のことを考えず、設計書も書かず行き当たりばったりでプログラムを書いているので、それと同じように先に手を動かして適当に注文していたら大赤字になっていたと思います。
まだ設計だけで作っていないのでどうなるか分かりません。大きな設計ミスはしていないと思います。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/field-notices/636/fn63697.html
こんな感じの設計ミスをしていたらモニターアームを無理やり折り曲げるか、モニターを靴紐で吊り下げようかと思います。設計ミスはプログラムでリカバリーするのと同じだと思います。
いつになるかは分かりませんがお金が入ってきたら注文して組み立ててみようと思います。