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新人との振り返りに合うのはYWT

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※KPTとYWTのそれぞれの説明については割愛させて頂きます

結論

  • 新人が溜めるものは経験自信です!

経緯

新人が配属されOJT教育のためにKPTで振り返りをしたところ、非常に困った事が発生しました
まず新人なので基本的には何も知らないし、何もできません
そんな状態で振り返りを実施するとPしか出てきません

  • 次々に溜まり捲るP
  • 少しも溜まらないK
  • 教える全ての事がT

Pばかり溜まるのって本当にテンションが下ります
しかも新人です
スタートからいきなり壁にぶつかってテンションの上る人は非常に稀です
新人も教える方もモチベーションが上がりません

そこで振り返り手法をYWTに変更しました

  • まず手順書を見せながら業務を説明して、新人にやってもらいます
    (自動的に)Y(やったこと)が増える!

  • 初めての事をやって、できたらできた事がわかります
    できなくても、できなかった事がわかります
    (自動的に)W(わかったこと)が増える!

  • 新人の状況や成長を見ながらリーダーが次のOJT業務を指示します
    (自動的に)T(つぎにやること)が増える!

新人の最初のアウトプットはWので「きたか、できなかったか」の選択のみです
これを週1で繰り返していくうちにWが選択ではなく自分の言葉で出てくるようになります
次にTも自分で発言が出来るようになり、遂にTにないYも自分から発言ができるようになります

これはもう自転車の後ろを押さなくても自分で走っていける状態です
手を離しても定期的な進捗確認や質問の回答等のサポートは必要ですが、あとは本人の努力次第で成長できるでしょう

補足

何をやってもP(問題)ばかり出てくるとなると、何もやりたくなくなるのが人の心情ではないでしょうか
ゲームを始めて何かしてもエラーメッセージしか出なかったら、つまらないのですぐ止めてしまいます
チュートリアルのストーリーの中で画面の見方の説明、操作方法の解説をして覚える事に集中させるのがよいと思います

最初はやったことのない仕事をすることに躊躇します
しかし実際に進めていくことでYWが溜ると、その溜ったYWがある事で
「前回のこれもできたから、今回もできるのではないか」
という根拠の無い(有る?)自信がでてきます
そうして次に進む事ができるようになるのではないでしょうか
次の新しい事に挑戦する気持を育てることが新人には大切だと考えます

補足2

本人が「自分でやる」という意識付けも成長には大切だと思います

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