「Pythonで学ぶ音声認識」ではタイトル通りPythonのコードを動かしながら音声認識について学ぶことができるようになっている。
せっかくなのでAnaconda Navigatorを使って仮想環境をそれ用に構築しようと思ったが、この本だけでは情報が足りない。
なので、ここに環境構築手順をまとめておこうと思う。
- Anaconda Navigatorで環境を"Create"する。 2022年1月の段階ではPython 3.10に対応していないライブラリがあるようなので、それより古いPythonで作成する。
- 「Pythonで学ぶ音声認識」P.2に記載された"numpy"、"matplotlib"、"pyyaml"をNavigatorでインストールする。 "sox"はリストにないので後回し。
- NavigatorからCreateした環境のTerminalを起動する。
- Treminalで"pip install sox"を実行する。
- Windows環境の場合、sox本体をインストールしなくてはいけないようなので、本家からインストーラをダウンロードして、インストールする。
- 仮想環境内でsoxが参照できるように、
- conda env config vars set PATH="%PATH%";"C:\Program Files (x86)\sox-14-4-2"
を実行する。 - Pythonの文字コードのデフォルトをUTF-8にするために、
- conda env config vars set PYTHONUTF8=1
を実行する。 - 環境を再度Activateする。
これで「第3章 第1節 データの準備」にあるPyrhonスクリプトを動作させることができるようになる。 文書内では明示的に書かれていないが、実行ディレクトリは00prepareだ。
PATHの上書きによって、環境立ち上げ時にWARNINGが出るのが鬱陶しい。もしかするともっと良いやり方があるのかもしれない。
文字コードを設定してやらなきゃなんないのも面倒だが、まあ、しょうがないのかな。