IchigoJamをRaspberry Pi上で動かすためのSDカードを作る手順です。この手順で、今の所3種類のSDカード(Transend,Toshiba,Team)に書き込みが出来ていますが、同一メーカーでもものによって起動しないものが出たりして、何らかの相性問題がどうも残ってはいるようです。(追記:Teamは成功例もありますが、どうしてもうまくいかないケースもありました)
まず、MacでSDカードをフォーマットする際の注意点が、EFIパーティションです。GUIのディスクユーティリティのデフォルト設定では、見ることが出来ないため、指示通りにファイルをコピーしたのに動かない、という場合はこちらをチェックします。 diskutil list
でSDカードの構成をチェックし、EFIが出来てたらフォーマット失敗です。
/dev/disk2 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *7.9 GB disk2
1: EFI EFI 209.7 MB disk2s1
2: Microsoft Basic Data ICHIGOJAM 7.7 GB disk2s2
以下のコマンドでEFIパーティションの無いカードを作成します。ディスク番号/dev/disk2
は、環境によって異なります。絶対にこのままコピー&ペーストせず、ご自身の環境に合わせて修正してください!!
$ sudo diskutil partitionDisk /dev/disk2 MBR FAT32 ICHIGOJAM 0
Started partitioning on disk2
Unmounting disk
Creating the partition map
Waiting for partitions to activate
Formatting disk2s1 as MS-DOS (FAT32) with name ICHIGOJAM
512 bytes per physical sector
/dev/rdisk2s1: 15444488 sectors in 1930561 FAT32 clusters (4096 bytes/cluster)
bps=512 spc=8 res=32 nft=2 mid=0xf8 spt=32 hds=255 hid=8192 drv=0x80 bsec=15474688 bspf=15083 rdcl=2 infs=1 bkbs=6
Mounting disk
Finished partitioning on disk2
/dev/disk2 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FDisk_partition_scheme *7.9 GB disk2
1: DOS_FAT_32 ICHIGOJAM 7.9 GB disk2s1
上記のようにFAT32のパーティションだけが存在していれば、OKです。
IchigoJamのイメージ(ファイル)は下記のサイトから入手可能です。
zipを展開した中身をSDカードにコピーします。
$ rsync -avz ichigojam-rpi-1.2.6/ /Volumes/ICHIGOJAM/
ディスクをアンマウントして取り出したら完成です。
$ diskutil umountDisk /dev/disk2
Unmount of all volumes on disk2 was successful