この記事の対象者
- DBに興味がある
- SQLかDBAかで迷っている方→DBAお得です。
- 短期間でDBAに合格したい!
前提条件
私ルキはSler一年目、入社前プログラミング経験一年半ほど(ブランク5年以上)。地頭はたいしてよくありません。偏差値は55前後の高校出身で、浪人経験もあります。DBAに関連する業務は未経験。応用情報でデータベースを選択していたのでSQLの基礎はアドバンテージあり。
2024年4月 入社
2024年6月 FE合格
2024年10月 AP受験→不合格
2024年12月 JavaSilver合格
2025年1月 SilverDBA挑戦!
試験結果
勉強内容
勉強時間概算
- 期間
2024年12月27日~2025年1月17日 - 時間
休日 : 13日×5h = 65h
平日 : 7日×3h + 6日×1h = 27h
合計で92時間前後でした。
使用した参考書・メディア
勉強方法
下記の順番で学習に取り組みました。
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黒本1周目 出来るだけ早く!
まず、わけわからないとなります。ただここで歩みを止めてはいけません。目的は勉強する内容の全体像と問題に出ている個所の把握をすることにあります。テキストの速読と問題に取り組みます。間違えた問題には印はつけず、問題の解説で出てきたテキストの部分に青付箋を片っ端から張っていきます。また二回くらい特定の行を読んでも内容が理解できないところなどにも青付箋を貼っておきます。どこに集中するべきかを二周目以降視覚的にわかりやすいようにするためです。章末問題にも取り組みます。1周目は52%です。運も含めてどれくらいとれるかを調べます。
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黒本2周目(青付箋箇所を熟読、誤答に印付け、純粋暗記を付箋に書き出す)
1周目と同様に頭から読んでいきます。この時青付箋部分に当然遭遇します。青付箋箇所は大きく二つのタイプの情報に分けられるかなと思いました。- 付箋の貼られた箇所だけでなく、その前後の情報も理解しないと問われ方が変わったときに対応できない情報
- 表で情報が完結している、数行の文章を覚えれば問題に対応できる純粋暗記系の情報
つまり、他の情報への影響度が大きいか小さいか、割と理解を求められる暗記箇所か純粋暗記なのかが違います。問題での問われ方から「別パターンで聞かれそうだなぁ」と思うものは前者、「この表を丸暗記すればいいな、この2,3行をざっくり抑えておけば対応できるな」というものは後者です。
前者の学習に関しては先人の素晴らしいメディアを発見しました。顧客フロントSEのIT勉強ブログさんです。こちらは問題で問われる内容を簡潔にまとめてあり、黒本より簡潔に前後関係を理解するのに最適です。
後者の学習に関しては、情報を書き込みができる付箋に書き込みながら覚えつつ、書いた付箋を壁や机に張ったりして、ふとした時に振り返れる状態にします。
また問題で間違えた部分をテキストに戻ったときに、既に青付箋があれば、オレンジの付箋と交換します(青→橙→紫)。これにより苦手レベルを把握します。章末問題にも取り組みます。2周目は73%でした。
POINT1
読んでいくと論点とは異なる部分で、「この用語ってなんのことだっけ?」という現象が発生します。その度に黒本の索引を調べるのは非常に効率が悪く、思考が途切れてしまいます。顧客フロントSEのIT勉強ブログを画面に出した状態で、黒本を読み進め、瞬時に情報を振り替えられるようにするのがおすすめです。木と森を同時に見ましょう!
黒本の断面を見ても明らかに前半のDBA部分が苦手だとわかります。SQLは問われ方を把握し、対応できる自信がついているのならば、この段階で飛ばしても構いません。(理由はPOINT2で言及)
3周目は苦手分野(純粋暗記系以外)を頭から読みこみ、2周目までで間違えた問題だけを解きます。再び間違えた箇所は橙色から紫色の付箋に張り替えましょう。純粋暗記系は付箋で随時確認できるようにする+脳内暗唱を目指しましょう。3周目は87%でした。
POINT2
実際の試験は、黒本と比較してSQL分野は問われ方が変わりません。頻出テーマは「各句の構文ルールと副問合せ、ANSIとOracleの構文の違い、リテラルと引用符の違い、頻出ファンクションの特徴」です。ここらへんをマスターしておきましょう。一方でDBA分野は黒本の基礎知識を前提に応用的、分野横断的な問われ方がされている印象で、難しいです。SQL分野は手堅くとって、DBA分野にくらいつくスタンスを取りましょう。
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黒本4周目以降 問題とテキストの反復
黒本を10割を目指して取り組みました。問題とテキストの反復で最終的には95%くらいに黒本を仕上げました。ネット上で多くの方がおっしゃっていますが、黒本10割が最低ラインです。これは私自身の体感としてもそうです。黒本8割くらいの理解度ですと不合格になるなと思います。
POINT3
やる気がない、集中力がないときは純粋暗記系に取り組むのがおすすめです。理解せず、ただ文言を覚えれば点数に直結します。前述した2つのタイプの情報を分類し、自分の状態に合わせて勉強するのが良いでしょう!
反省
スマホをちらちら見ながら勉強していたところがあります。もっと集中力を高め、取り組めるマインドや環境を作れば、より短期間で合格も不可能ではないと思います。やる気がなくなった、集中力が切れたときに如何に勉強に持っていくかをコントロールする術を身に着けることが大事だと思いました。
まとめ
- 黒本完璧を目指す
- 最初わからないところは印をつけて飛ばす
- 付箋に書き込む記は短期合格にはおすすめ
- 木と森を同時に見て学習する意識
- 情報を分類して、自分の状態に合わせて勉強を継続