概要
Speee の 2021 年 9 月に 12 日間、事業立案型インターンに参加しました!
3~4 人チーム + メンターさん x2 のメンバーで企画〜開発まで体験しました。
「家を売りたい人と不動産会社をマッチングさせるサービス」というテーマで開発を行いました。
期間は 12 日間で、中間プレゼン,最終プレゼンを行いました。
Ruby(Rails)を用いて開発したのですが、実務などでRuby触ったことがある人が僕しかおらず、リーダーをやらせてもらいました。
参加前にこの記事を読んだのですが「ガチのサービス作り」と書いてあって、辛そう、、、本当にできるかな、、、?と不安&緊張してました。
それでも 0 から作る体験をしてみたくて腹を括って参加しましたw
僕らが作ったもの
いろいろアイデアを出し合った結果、僕らは不動産売却代行サービス「らくらく不動産」を開発しました。
サービス概要はこちら
大変だった事
日程的に中間発表時にはもう最低限の機能をあらかた作り終わって、動くものが見せられる予定でしたが、それができませんでした。
理由は
- 企画/立案が終わるのが遅かった
- 開発スピードが遅すぎた
この辺からやばい、、本当に作り切れるのか、これ、、、?と思いはじめました。
解決策
朝と夜に振り返りをしていたのですが、その日終わったタスクの量から単純計算すると最終日に間に合わないことが明らかだったんですよね。マジでまずいと。
解決策として、ペアプロ を行いました。1 つ 1 つの機能はそこまで難しくないが、基礎的な機能が複数ある&量がたくさん!って感じでした。
その中で重複している機能もたくさんありました(adminのログインとuserログインなど)。それに気づき、実装方法をシェアしながら作業を進めました。これがうまくいって実装のスピードが上がりました。
もう一つ上手くいったこととして、質問のハードルを圧倒的に下げたことが挙げられます。エンジニアは「自走力」が大事とよく言い、質問する前にある程度調べてから質問するのは当たり前だと思います。この「ある程度」の捉え方は人によって違うし、こんなのもできないの?と思われそう、、とかプライドと戦う時間が出てきます。これは作業スピードが落ちる原因になりそうと途中で気づき 15 分ルールを設けました。(Rails チュートリアルでたまたま見たことがあった)15 分ルールとはその名の通り「15 分調べてもわからなかったら聞く」と言うルールで、このルールのおかげで質問をするのは恥ずかしいことじゃないという雰囲気がチームとしてできて、教え合いが加速しました。
言い切ることは大事
最終日、僕たちはビュー(css あてなど)と admin 機能が未実装で残っていました。
時間的にギリギリできるかできないかという状況でした。ビューを完成させるほうが優先で、置きにいって皆でビューをやるか、攻めて、ビューと admin 両方やるか話し合いました。
メンバーの 1 人が「ビューは俺らが絶対終わらせる!!」と言い切ってくれました。僕は「じゃあ僕が admin やる!!」と言い切り、最終的にビューと admin 両方終わらせることができました。
正直終わるかとても不安だったのですが、彼が言い切ってくれたおかげで信頼して admin 機能を作りきることができました。
言い切ること、信頼すること is 大事。
学んだこと
- 一人一人決断するの大事
責任を振ることは大事。決断をみんながしていかないと、リーダーがボトルネックになってスピード出ない。決断とか責任を振ることがスピードを上げてくれると感じた。 - リーダーは 2 番目に重いタスクをやるのがベスト
質問対応や、さまざまな決断、チームの進捗を見たりなど、他にもリソースを割かなければならないから。実現場では差し込みタスクも対応する必要がある。(全体像がわかってる人がいいから)。重い実装はやり込むことが大切で、他のタスクがあるとスイッチングコストがかかってくるので、中々やり込むのが難しいからという理由もある。 - 信じる/言い切るの大事
チームメンバーが俺これを時間内にやりきるわ!って言い切ってくれた。結果他のことに専念できて、ビュー&ADMIN の両方最後まで完成できた。言い切ること、信じることは大事。 - 好きな領域の事業じゃないとつまらない説
長期でインターンしている事業領域は自分の趣味と被っていてとても楽しくやれてるが、興味のない領域だと楽しくないのでは?と心配だった。
結果的に今回の不動産 DX という領域での開発は楽しかった。
楽しいの分解がとても難しいけど、別のインターン先 のCTO と 1on1 した時に、「ユーザの人生に少なくとも影響を与えているわけで、自分の作ったもので幸せにしてるって普通に嬉しいことで、熱量注げるよね」と言われ、そもそも仕事ってそういうものだったよね、と再認識できた。
印象深かったこと
- MVP は最低限の機能を作るべきだが、削ぎ落とすのが本当に難しい
本当にそれだけで MVP になるの?価値提供できてる?を満たすことに時間がかかった - 言葉は本当に大事
リリース報告があったら「ナイス〜!」と必ず声がけした。
最終日の振り返りで「(僕)のナイスの掛け声がとても嬉しかった」他のチームの人から「(僕)の声で最後頑張ろうと思えた」など言ってもらえた
日程上辛い時間帯が長くあって(というかほとんどそう)チームが追い込まれた時を擬似的に作り出すことができる印象。
そのような状況の時に声かけは非常に効果的だったと思う。実現場とは少し違う辛い状況だと思うけど、効果的なのは変わりないと思う。 - 決断が速ければ速いほど選択肢が増え、より良い決断ができる
とても抽象的だけど、決断は単発ではなく繋がっていて、1 つの決断が遅いとその後ろの決断に時間が割けず、トータルしていい決断ができない。これに繋がって、そもそも圧倒的な正解などはなかなか存在せず、考えても明確な答えはあまり見つからない。「えいや」で思い切って決断するしかない。「正しいを選ぶ」のではなく、「決断した方を正しくする」のマインドが「正しい」と思う
感想
外部 API を使用する難易度の高い実装をゴリゴリ進めてくれたり、フロントのデザインを素晴らしいものに整えてくれたり、立案の際に的確な案を出してくれたりと、チームのみんながめちゃ優秀で助けられてばかりだった。
また、メンターさんには「本当にユーザーはその課題持ってるの?」、「この実装やって間に合う?」、「スピードまずくない?」などなど、的確なアドバイスをいただきました。夜遅くまで付き合っていただいたり、1on1 をこまめにしていただいたりと、してもらったことは数え切れないです。ありがとうございました!!!
また、素晴らしい公演、講評をしていただいた役員の方々、ありがとうございました!特に講評では、売り手のことばかり考えていて、視野が狭くなっていた部分を指摘されたのが印象的でした。具体的には「実は価値があまりない家もあるよね」みたいなことを考えられてなかった点を指摘されました。
講評の後に、売却方法変えるのも手だけど、大胆にリフォームして付加価値つけたりして売るのもありだよね、そしたらターゲット変わってくるよね、みたいな話を 1on1 でしてもらいました。
この時間がだいぶ楽しかったと同時にこうやって事業って膨らんで変わっていくのだろうな〜と感じました。
そして、僕は諸事情あって周りとは足並みが合わず特別な参加をしてしまい迷惑をかけてしまいました。この点、色々支えてくれた人事の方々、ありがとうございました!人事の方々がいなかったら多分走りきれなかったです!
ってな感じで、Speeeのインターンおすすめです!!!ぜひ!!!!!