はじめに
本記事では、Dockerを使ってGitlabを構築する方法について記述します。
環境
今回実施した環境は、以下です。window10のwslを用いてGitlabを構築しました。WSLはホストOSからしかアクセスできないです。そのため、チーム開発用にGitlabを構築したい方はポートフォワーディングなど活用してください。
WSL : Ubuntu 20.04
フォルダ構成
フォルダ構成は以下です。docker-compose.ymlでコンテナのビルドをします。gitlabディレクトリはgitlabコンテナのボリュームを永続化するために、ホストOSのボリュームをマウントするためのものです。
├── docker-compose.yml
└── gitlab
手順
docker-compose.ymlファイルは以下のように記述しました。
version: '3.6'
services:
web:
image: 'gitlab/gitlab-ce:latest'
hostname: 'localhost'
environment:
GITLAB_OMNIBUS_CONFIG: |
external_url 'http://localhost'
ports:
- '80:80'
volumes:
- './gitlab/config:/etc/gitlab'
- './gitlab/logs:/var/log/gitlab'
- './gitlab/data:/var/opt/gitlab'
簡単にファイルの説明をしておきます。
- ports : ホストOSとgitlabコンテナのポートを対応づけます。
→ホストOSの80番ポートとgitlabコンテナの80番ポートを対応づけています。 - volumes : ホストOSとgitlabコンテナのボリュームを対応づけます。
→コンテナを停止した後も、gitlabコンテナのデータが消えないようにします。 - external_url : gitlabコンテナのURLを指定します。
上記ファイルの存在するディレクトリで、以下コマンドを実施してください。
docker-compose up -d
少し時間が経つと、http://localhost にアクセスすると、gitlabにアクセスすることができます。