はじめに
投稿が遅くなってごめんなさい!卒論忙しくて、、、
MYJLab Advent Calendar 2024、18日目、今回2回目のうのです。
本日は3Dプリンタの使い方を伝授します。
今年から私の卒論の関係もあり、3DプリンタがO-202bに設置されましたね。
あと、0棟一階にも2台あります。
しかし、使ってるのはごくわずかの人だけ、それではもったいないので本日は基本的な使い方を伝授して、是非皆さんに使っていただければなと思います。
一緒に出力する人は「Ankermake studio」のインストールと、typeCのUSBメモリが必要です。
用意しておいてください!
最初に3Dモデルは何ができるのかを紹介します。
その後3Dモデルの作り方、その後出力の仕方を学びます。
では、いきましょう〜!
3Dモデルは何ができるの?
まず、何作ったらいいのかわからないよって勝手に挫折する人のために、何ができるのかを紹介します。
私の卒業制作ではジグソーパズルのピースを出力して、映像を投影しました。
プロジェクションマッピングに使うのが私は面白いなと思って使っています。
あとはフィギアや、インテリア、小物ケースや花瓶などが作れます。
フィラメントの色はゼミ室にあるものは白ですが、アクリル絵の具などで着色もできます。
引用:ハンコ置きつきキーフック【猫】minne
https://minne.com/items/24088085?srsltid=AfmBOoqn8vAkYAIfP_NOl7Rx9QBEwFA87wa_XaqjmY5rS91vzZUDnd_n
(参照:2024/12/18)
引用:サボテンハウス iichi
https://www.iichi.com/listing/item/2118743?srsltid=AfmBOorjSyJGmKFDDzfQh0ad2Fi1_yr38q44ERWdBRsqe9F4CuciXknm
(参照:2024/12/18)
こう見るとできるものは数え切れないほどあります。
自分が頭で思ったものが、実際に形になってあらわれるところが3Dモデルの良さだと思います。
アイデアが思い浮かばない人は、一度調べてみてください!
作りたいものが見つかるはずです。
3Dモデルのソフトは何を使う?
まずは3Dモデルを出力するためのソフトを紹介します。
無料で使える3DCADソフトはいろいろありますが、代表的なのはFusion360, Thinkercadあたりです。
3DCGソフトで言うとBlenderやMetasequoiaです。
初心者さんはまずThinkercadから始めて、慣れたらFusion360がいいかなと個人的に思います!
BlenderとMetasequoiaはコンピュータグラフィクスの授業を取っていた人ならある程度使いやすいと思いますが、3Dモデルの中身が空洞である「サーフェス」のモデリングが主流となっているので、実際にモデルを出力すると、中が抜け落ちてうまく出力されないことがあるので注意が必要です。
私も半年間くらいBlednerを使っていましたが、痺れを切らしてFusion360を覚えました、、、
Fusion360使いたいよって人は、操作に慣れるのに少し時間がかかるので、私に声かけてくれれば教えますよ〜
今回は簡単にThinkercadを使って作成していきます。
これは元から用意されているオブジェクトの形を選んで、組み合わせるだけなので初めてにはもってこいです。
また、ウェブ上で操作ができるため、ダウンロードするものもないです。
以下がThinkercadのURLです。一緒につくらないよって人も是非一度覗いてみてください。
https://www.tinkercad.com/
開けたらサインインで、「パーソナルアカウント」を選択して、任意のメールアドレスで登録しておいてください。
モデリングをしよう!
では実際にモデリングしていきましょう。
今回はアドベントカレンダーの記事ということで、せっかくなのでクリスマスツリーを出力しました。
この画面が開けましたか?
右側に図形がたくさんあります。各自好きなものを選んで、左側にドラッグ&ドロップしてみてください。
上記の図形は「構造と景観」から「Evergreen」と「基本シェイプ」から「星」、「設計スターター」から「Gift」を選択しました。
図形を選択すると大きさ、角度が変えられます。三角錐は上下に図形を動かせるものです。
ここでサイズも決めておきます。初期設定はおそらく単位が「mm」だと思いますので、それに沿って決めていきましょう。
プリンタの最大出力サイズは220mm x 220mm x 250mmです。
左上の「前」、「上」から視点を変えられます。iPadなどタブレットでも操作ができて、ズームアップや視点変更がわかりやすいです。
納得のいく3Dモデルはできましたか〜?
stlファイルに変換
次は一度stlファイルに変換します。
stlファイルに馴染みのない方もいらっしゃると思いますが、3DプリントとCADでよく使われるファイル形式です。
3Dプリント用から「.STL」を選択します。すると、自動的に保存されます。
これでOK!次!
スライスデータをつくる
ここでは出力したstlファイルをもとにスライスデータを作ります。
そのためにスライスソフト「Ankermake studio」が必要です。
これはインストールする必要があります。
下記から環境に合わせてダウンロードしてください。
Ankermake studio
https://www.ankermake.com/ankermake-studio
なんやかんや初期設定してここまでいけましたか?
「ファイル」から「インポート」、「STL/...」を選択します。
さっきダウンロードしたファイルを選択すると、緑色になって現れます。
ここから色々設定していきます。
今回はサポートをありにします。
サポートとは宙に浮いているモデルを出力する際に、モデルを支える材料のことです。
モデルは下から上に出力するので、下に空間が空いているものであればサポートをONにします。
画面右側「プリントの設定」の右「エキスパート設定」をON、「サポート」から「サポート材を有効にする」をONにします。
あとの設定はデフォルトのままで大丈夫です。
いよいよ画面左下、紙が3枚重なっているアイコンを選択してスライスデータを作ります。
画面右下に大体の出力時間とサイズが表示されます。
構造が複雑だったり、サイズが大きいと数時間かかるものもあります。
こんなに時間かかる!?くらいがちょうどいい大きさです。根気よく待ちましょう。
レイヤーのバーを動かすと各層の形が、ステップを見ると出力の軌道を確認することができます。
ここでエラーが起きる時は、サイズは大きすぎないか、モデルが宙に浮いている状態ではないか、無理難題の出力行程がないかを確認してください。
サポートをつけていなくて、エラーが起きる場合はサポート材をつけてください。
うんOKだなと思ったら画面右下エクスポートを選択します。
ここではgcodeファイルの形式で出力します。デフォルトの設定のままで大丈夫です。
任意のフォルダに保存してください。
実際に出力!
最後に実際に出力しましょう!
O-202bにある3Dプリンタを使うには、typeCのUSBメモリが必要です。
実際にはWifiの設定がされているようですが、隣の部屋のWifiを使用している関係で、ほとんどつながらないです。私が足掻いたことがあるので、諦めてUSBメモリを持ってきてください。
先ほど保存したデータをUSBメモリに移しておいてください。
3Dプリンタの右側のタッチパネルの上にメモリを指すところがあります。
「開始」、「USB」、先ほど出力したファイルを選択します。
中身が見られるので、合っているか確認して、「プリント」!!!
待ちです。
途中でフィラメントが絡まったり、うまく出力されない場合はすぐに停止してください。
一度うまくいかなくなると、そこから修正は不可能なので、データの作り直し、再印刷が必要になります。
できました!
私のは30分程で、出力できました。あとはサポート材を剥がして完成です。
お疲れ様でした〜!
おわりに
今回は3Dプリンタの使い方を伝授しました。
皆さんはせっかく3Dプリンタを使える環境下にあるので、是非一度使ってみてほしいなと思います。
何かわからないことがあれば、私宛に聞いてください!
お付き合いいただきありがとうございました!
どうやらインフルエンザが流行っているようなので、体調にお気をつけください。