読もうと思った背景
現場でPMやらせてもらえるのを目標に、マネジメントの勉強としてプロジェクト・マネジャーが知るべき97のことという本を手に取りました。
内容としては先人たちによる97のアドバイスをまとめたもの。
無料版もあるのでお金節約したい人はこちらからどうぞ。
個人的に面白いと思ったものは以下の7つ。
モグラたたき開発を避けよう
技術を離れて管理職になった時にこそ実装スピードだけでなく品質面についても意識を持ちたいと思います。
負債を支払う
技術的負債との向き合い方についてPMとしてどう向き合うか?進捗に表れない品質管理方法について参考になりました。
見積もって見積もって見積もる
現場でも見積もり作業が苦手だったので、勉強になりました。
ただし今は見積もりの良書が出ていたり、「見積もりレビュー」といった手法が存在するため、それらと合わせて参考にしたほうが良いかもしれません
方法論を崇拝しない
私はアジャイルの勉強をしていると「やっぱりアジャイルが正しい!」と思いがちになってしまうので、これはとても参考になりました。
結局のところ、あなたの良識以上に重要で順守すべきだと思えるプロジェクトマ ネジメント本や方法論などは存在しないのです。
コミュニケーションが重要
私は普段仕事中無口になったり没頭してしまいがちなため、これは深く突き刺さりました。
仕事とは関係ない雑談ができるほど、実はより仕事の相談がしやすい環境だったりしますよね。
「メッセンジャー」に ならない
実際にメッセンジャーのようなPMに合ってきたからこそ勉強になりました。
顧客や他メンバーの重要な意見を伝えるPMはスクランブラーだが、有能なPMはメンバーのコミュニケーションを円滑にするスプリンクラーのような存在。
柔軟性がプロジェクトマネジメントをシンプルにする
顧客からの要求にどうやって実現していくかについて書かれていました。アーキテクチャの経験が無かったので、読んでおいて良かったです。
ソフトウェア設計のための新しい道をいつでも受け入れられるようにしておくと、絶えず要求が変化しても、気持ちよくプロジェクトに取り組めます。
感想
初めて手にとったマネジメント本としては良かったんではないかと思います。あまり難しくなくさっと読めました。
次はエンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読む予定。