概要
データをまとめてインポートする際などはExcelを使った方が便利なことが多いです。
その際PowerAutomateで使用するコネクターがExcelOnlineです。
今回はこのExcelOnlineでのテーブル・値の取得に関する備忘録です。
またExcelOnlineはBusinessを使用してます。
前提
SharePointにExcelファイルが格納されている状態からスタートします。
ファイルの格納については、下記記事を参考にしてください。
データの準備
今回SharePointに事前に格納するExcelのテーブルに入っているデータは下記になります。
ID | 送信先メールアドレス |
---|---|
101 | nomiyama915@example.co.jp |
102 | tarousenoo@example.co.jp |
やること
- (SharePointにExcelファイル格納)
- テーブルの取得
- 行の一覧を取得
- 出力
PowerAutomate全体イメージ
手順
-
ステップ0:(SharePointにExcelファイル格納)
-
ステップ1:ExcelOnlineでテーブルの取得
- コネクタ:ExcelOnlineの「テーブルの取得」を選択
- 場所:Excelを格納したSharePointのサイトを指定
- ドキュメントライブラリ:(今回は)ドキュメント
- ファイル:Excelを格納した「Path」
-
ステップ2:ExcelOnlineで行を取得
-
ステップ3:テーブルデータの解析
- コネクタ:データ操作のJSONの解析を選択
- コンテンツ:ステップ2で取得したvalueを選択
- スキーマ:下記参照
{
"type": "array",
"items": {
"type": "object",
"properties": {
"@@odata.etag": {
"type": "string"
},
"ItemInternalId": {
"type": "string"
},
"ID": {
"type": "string"
},
"送信先メールアドレス": {
"type": "string"
}
},
"required": [
"@@odata.etag",
"ItemInternalId",
"ID",
"送信先メールアドレス"
]
}
}
※1:テーブルの情報が配列で入っているため、「Apply to each」で回します。Apply to each の出力選択はテーブル取得時の「value」を選択
※2:確認程度であれば、変数とかに書き出してもいいと思います。
※3:※1同様に配列で入っているため、「Apply to each」で回してデータを取り出します。