Mixコマンドの主な使い方と使用シーンについて説明します:
基本的なコマンド
- 新規プロジェクト作成
mix new プロジェクト名
新しいElixirプロジェクトを作成する時に使います。基本的なプロジェクト構造を自動生成してくれます。
- 依存関係の管理
mix deps.get # 依存パッケージをダウンロード
mix deps.compile # 依存パッケージをコンパイル
mix deps.update # 依存パッケージを更新
プロジェクトの依存関係を管理する時によく使います。mix.exs
に新しいパッケージを追加した後などに実行します。
- 開発時によく使うコマンド
mix compile # プロジェクトをコンパイル
mix test # テストを実行
mix format # コードフォーマット
iex -S mix # 対話型シェルでプロジェクトを起動
実践的な使用シーン
- 新規プロジェクト立ち上げ時
mix new my_app
cd my_app
mix deps.get
- テスト駆動開発(TDD)時
mix test # 全テストを実行
mix test --only name:test_name # 特定のテストのみ実行
- 本番環境用のリリース作成時
mix release.init # リリース設定ファイルを生成
mix release # リリースビルドを作成
- コード品質管理時
mix format # コードフォーマット
mix xref # コードの依存関係チェック
便利な機能
-
mix help [タスク名]
- 特定のタスクの詳細なヘルプを表示 -
mix do
- 複数のタスクを連続実行(例:mix do deps.get, compile
) -
mix clean
- コンパイル生成物を削除してクリーンな状態に
使用上のポイント
- 開発の初期段階では
mix new
とmix deps.get
が頻繁に使用されます - 日常的な開発では
mix test
とmix compile
が最も使用頻度が高いです - コードレビュー前には必ず
mix format
を実行することをお勧めします - 本番デプロイ時は
mix release
を使用してリリースビルドを作成します
これらのコマンドを使いこなすことで、Elixirでの開発効率が大幅に向上します。