PleasanterとChatGPTを連携する方法
PleasanterとChatGPTを連携することで、タスク管理や自動応答機能を強化できます。本記事では、Pleasanter APIとOpenAI APIを活用して連携を実現する手順を説明します。
はじめに
前提条件
-
Pleasanter環境
- APIが有効化されていること。
- アクセストークンを発行済みであること。
-
OpenAI APIキー
- ChatGPTを利用するためのAPIキーを取得していること。
-
開発環境
- Pythonがインストールされていること。
- 必要なライブラリがインストールされていること(
requests
,openai
など)。
実装手順
1. Pleasanter APIの設定
Pleasanter APIを利用して、データを取得または登録します。
以下のコードは、Pleasanter APIからデータを取得する例です。
import requests
PLEASANTER_API_URL = "https://your-pleasanter-domain.com/api/items"
ACCESS_TOKEN = "your_pleasanter_access_token"
headers = {
"Authorization": f"Bearer {ACCESS_TOKEN}",
"Content-Type": "application/json"
}
# データ取得例
def get_pleasanter_data():
response = requests.get(PLEASANTER_API_URL, headers=headers)
if response.status_code == 200:
return response.json()
else:
print("Error:", response.status_code, response.text)
# 使用例
data = get_pleasanter_data()
print(data)
2. ChatGPTの設定
OpenAI APIを使用して、ChatGPTにデータを送信し、レスポンスを取得します。
以下のコードは、ChatGPTを利用する基本的な例です。
import openai
OPENAI_API_KEY = "your_openai_api_key"
openai.api_key = OPENAI_API_KEY
def get_chatgpt_response(prompt):
response = openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-4",
messages=[
{"role": "system", "content": "You are a helpful assistant."},
{"role": "user", "content": prompt}
]
)
return response['choices'][0]['message']['content']
# 使用例
response = get_chatgpt_response("こんにちは、何をお手伝いできますか?")
print(response)
3. PleasanterとChatGPTの連携
以下のコードでは、Pleasanterからデータを取得し、そのデータをChatGPTで処理した結果をPleasanterに登録または更新します。
def pleasanter_to_chatgpt_and_back():
# 1. Pleasanterからデータを取得
pleasanter_data = get_pleasanter_data()
# 必要なデータを抽出(例: 特定のフィールド)
prompt = pleasanter_data.get("Items", [{}])[0].get("Title", "デフォルトプロンプト")
# 2. ChatGPTで処理
chatgpt_response = get_chatgpt_response(prompt)
# 3. Pleasanterにデータを登録/更新
update_payload = {
"Title": "ChatGPTからの応答",
"Description": chatgpt_response
}
response = requests.post(PLEASANTER_API_URL, headers=headers, json=update_payload)
if response.status_code == 200:
print("データが正常に登録されました。")
else:
print("登録エラー:", response.status_code, response.text)
# 実行
pleasanter_to_chatgpt_and_back()
必要なライブラリのインストール
以下のコマンドを使用して必要なライブラリをインストールします。
pip install requests openai
注意点
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APIキーの管理
-
.env
ファイルや環境変数を使用して、APIキーを安全に管理してください。
-
-
エラーハンドリング
- API呼び出しエラーやネットワークエラーに対応するために、例外処理を実装してください。
-
データ形式の確認
- Pleasanterのデータ構造に応じて、必要に応じてデータの整形や変換を行ってください。
実行結果
この連携を実行することで、例えば以下のようなことが可能です。
- Pleasanter上のタスクやデータをChatGPTで要約。
- ChatGPTの生成したアイデアや提案をPleasanterに自動登録。
おわりに
今回の例をもとに、PleasanterとChatGPTを活用した独自のワークフローを構築してみてください。ご質問や改善点があれば、コメント欄でお知らせください!