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【超初心者向け】 VSCODE で Python をテストしたときに起こる「カレントズレ」の対処法

Last updated at Posted at 2024-05-28

Pythonプログラムをファイルに書き込んでテストする際
実行パスがファイルのある場所と違う 場合」に起こる不具合の対処法です。

不具合の例

  • open() を使用するなどしてファイルを操作する場合に、
    ファイルを使用できない。あるいは、書き込み時にエラーを吐く。
  • import を使用して自作のpythonファイルを呼び出そうとするが
    読み込まれない。
  • 上記いずれかが VSCODEのみ で発生する

原因と対策

VSCODE では
Python を実行しているフォルダ( 以降 カレント と呼ぶ )」が
Python の実行ファイルのあるフォルダ( 以降 ファイルパス と呼ぶ )」と違う場合があります。

[ディレクトリ構造の例]

root/
 ┣━ フォルダ1/    #カレント
 ┗━ フォルダ2/    #ファイルパス
    ┣━ 実行ファイル.py
    ┣━ module.py
    ┗━ example.txt

このファイルパスカレントが違う場合。
Python は呼び出そうとするファイル名( example.txtなど )を、そのまま記述すると
カレント からファイルを探そうとします。

当然場所が違うわけですからファイルパス にある
module.py」や「example.txt」は読み込まれません。

そこで本格的な処理を始める前に
カレントファイルパス を同じ場所にしてあげる必要があります。

実際のコード

python current.py
import os

current = __file__
current = current.split("\\")
current.pop()
current = "\\".join(current)+"\\"
os.chdir(current)
  • __file__ : これは予約語と呼ばれる変数の一つで、ここに実行ファイルの 絶対パス が格納されます。
    絶対パスはC://https://など、これ以上さかのぼれない場所 からファイル名を記述する方法で、この方法で記述する場合はパスの間違いは起こりません。
  • os.chidr() : これはカレントの位置を移動させる関数です。

__file__ から実行ファイルの絶対パスを取得して、ファイル名のみを.pop()で削除して、os.chdir() を使ってパスを指定してあげることで、カレントファイルパス と同じ位置に移動させることが出来ます。

もうちょっと うまい書き方があった気がす...

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