AWSを業務にして、1年でAWS全冠(11冠)したので、
これから資格取得に向けて頑張ろうと思っている人の助けになればと思います。
自己紹介(AWS資格取得する前)
・ネットワークエンジニア 設計・構築3年
・保持資格(当時)
LinuC-2
旧CCNP
基本情報技術者
全冠までの履歴
全冠合格までの道のりを振り返ります。
一応、一度も落ちずに全冠できました。
合格できると確信できるまで勉強していたこともあるので、
要領が良い人は半分くらいの時間で合格できるのでは?っと思っています。
※勉強時間はStudy Plusにて測定(分は省略)
略号 | 資格名 | 合格日 | 点数 | 勉強時間(時) |
---|---|---|---|---|
SAA | ソリューションアーキテクト – アソシエイト | 2020/11/29 | 747 | 135 |
SAP | ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル | 2021/3/30 | 840 | 400 |
SOA | システムオペレーション アドミニストレーター – アソシエイト | 2021/4/24 | 886 | 70 |
DVA | デベロッパー – アソシエイト | 2021/5/3 | 840 | 29 |
CLF | クラウドプラクティショナー | 2021/5/3 | 905 | 8 |
DOP | DevOps エンジニア – プロフェッショナル | 2021/6/19 | 821 | 109 |
ANS | 高度なネットワーキング – 専門知識 | 2021/7/17 | 821 | 52 |
SCS | セキュリティ – 専門知識 | 2021/8/14 | 898 | 40 |
DAS | データアナリティクス – 専門知識 | 2021/9/4 | 807 | 63 |
MLS | 機械学習 – 専門知識 | 2021/10/2 | 865 | 79 |
DBS | データベース – 専門知識 | 2021/10/24 | 804 | 50 |
難易度ランキング
個人的な難易度ランキングです。
参考程度と思ってください。
プロフェッショナルが上位にランクインするのは同じだと思っていますが、
特に専門分野は、バックグラウンドによってかなり左右されます。
例えば、「高度なネットワーキングが一番難しかった」
というのをよく目にしますが、
ネットワークエンジニアだった私からすれば、
専門分野で一番簡単だったと感じました。
私は、専門分野で難しかったと感じたのは、
今まで触れたこともなかった
データアナリティクス(DAS)、機械学習(MLS)です。
また、開発経験がなかったので、DVA、DOPも難しく感じました。
順位 | 略号 | 資格名 |
---|---|---|
1 | SAP | ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル |
2 | DOP | DevOps エンジニア – プロフェッショナル |
3 | MLS | 機械学習 – 専門知識 |
4 | DAS | データアナリティクス – 専門知識 |
5 | DBS | データベース – 専門知識 |
6 | SCS | セキュリティ – 専門知識 |
7 | ANS | 高度なネットワーキング – 専門知識 |
8 | DVA | デベロッパー – アソシエイト |
9 | SAA | ソリューションアーキテクト – アソシエイト |
10 | SOA | システムオペレーション アドミニストレーター – アソシエイト |
11 | CLF | クラウドプラクティショナー |
勉強方法
勉強方法はホントに人それぞれだと思いました。
ホワイトペーパーを読めとか言われたことがありましたが、
正直何を言っているかわからず、あまり頭に入ってこなかったですw
初学者に最初からホワイトペーパーを読むと心が折れてしまうと思っています。
私のように理解力の低い人間や初学者の方には、
まずAWS公式が無料で出している
Exam Readinessを受けるのお勧めします。
※日本語バージョンがあるやつないやつありますが、
ないやつはgoogle翻訳使うとうまくいくといかないとか・・・
※参考にSAAのExam Readinessのリンクを貼っておきます。
・Exam Readiness SAA
Exam Readinessは、
何から勉強したらいいか、試験範囲、問題の解き方
などを解説してくれているので、
資格取得までの助走としてはかなり有効と私は考えています。
何から始めたらいいかわからない人は、
Exam Readinessから始めるとよいと思います。
Exam Readiness受講後は、
試験対象のサービスのBlackBeltを見て概要を見ましょう。
・BlackBelt
BlackBeltを見終わったら、その後は公式ドキュメントを読んで深めるか、
問題集に取り掛かることになると思います。
英語が読める人は下記サイトもお勧めです。
・Jayendra's Cloud Certification Blog
私は問題集をひたすら解きまくりました。
問題集を解いていき、
なぜこの選択肢が正解かを理解するのはもちろんですが、
他の選択肢がなぜ不正解なのかを
ちゃんと説明できるようになるようになることは、
もっと大事だと思っています。
説明ができない場合は、ググったり、公式ページを見て、
ちゃんと自分の言葉で解釈できるようにするとよいと思います。
参考にした問題集
※どちらも有料です。
資格取得してよかったこと
残念ながら、全冠したら
「AWSを全て理解した」
の領域まで行くことはできません。
むしろ、海の深さを知るというのが私の感想です。
浜辺から見た海の深さはわからないけど、
いざ海に入った見たら(資格取得したら)、
思った以上に深かったということです。
じゃあ意味ないのか?というとそうではないです。
資格を通じて、知識が増えたことはかなりよかったと感じます。
業務での理解が早かったり、
業務では利用していない領域やサービスを知ることができ、
お客さんからの相談に「このサービスでなんとかできないかな?」とか
頭をよぎるようになったことは資格試験で受けた知識の恩恵でした。
またどうしても業務だけだと知識や利用するサービスが限られますが、
資格試験を受けることで「こんなサービスあるんや!」と感動することも多かったです。
最後に伝えたいこと
皆さん、勉強方法などをググったりすることが多いかと思いますが、
効率よく取りたい、簡単に取りたい罠には注意してください!
私は、最初に受けたSAAは、そういう甘い罠にかかってしまい、
まぐれで受かってしまいました。
正直試験中は、絶対不合格だと思ったくらいで、
合格して申し訳ないという気持ちでした・・・・
(点数を見てもらえばわかりますが、ギリギリの点数です)
よくある
「たった〇〇だけで合格!」
「たった一週間で合格!」
みたいなものを鵜呑みにしないでください。
この人たちが嘘をついているということを言いたいわけではなく、
知識や経験、理解力は、人によって違うということです。
元々野球が上手い人が、ソフトボールやったら上達が早いのと同様で、
元々ITインフラの知識がある、元々AWSを業務で利用しているなど、
経験や知識によって勉強量が変わるのは当然の話です。
また公式ページを読んですぐ理解できる人もいれば、
私のように1度で理解できない人もいます。
そのため、必ずしもその経験談が自分に当てはまるとは限らないことを
肝に銘じていただければなと思います。
また、合格することも大事ですが、
不合格になったとしても、試験を受講した自分を褒めてください。
私もAWS試験では不合格にはなりませんでしたが、
他のベンダー試験で何回か不合格になっています。
※LinuCを1回、CCNPを2回ほど不合格になっています。
これは、他社の方がおっしゃっていましたが、
合否問わずに試験を受けたことに対して
「ナイストライ!」とおっしゃっており、
この精神は素晴らしいなと思いました。
勉強したことは無駄にならないので、
頑張ってください!!!
以上です。