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Python3エンジニア認定[基礎試験]合格体験記

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はじめに

こちらの記事は、タイトルにある通りPython3エンジニア認定[基礎試験]の合格体験記となっております。
これから、Pythonの勉強を始める方やとりあえず資格を取得したいという方向けです。

試験の情報(2024年12月時点)

Python プログラミングの基本知識を問う試験

資格名 Python3エンジニア認定基礎試験
受験料 一般:11,000円+税
学割: 5,500円+税
試験時間 60分
問題数 40問
合格ライン 7割
出題形式 選択式
主催団体 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会

備考と補足

1. Python3エンジニア認定試験は4種類ある
 「基礎試験」「データ分析試験」「実践試験」「データ分析実践試験」
2. 学割について
 当該試験HPに詳細な記載があります。
 主催団体が認める学校、学生および教員であれば学割が適用される。
 「職業訓練校(高等技術専門校など)」に通う訓練生も学割を使用しての受験が可能。

受験料に関して
書籍・主催団体公式HP、申し込みサイトで表記が異なるようです。
本記事で紹介している料金は、実際に筆者が受験した時のものとなりますが、あくまでご参考までに。

使用した教材

試験問題は黒本と似ているため、形式慣れのために黒本を回すのはおすすめします。
筆者が使用したサイト以外にも、模擬試験サイトはいくつかありましたので、ご自身の環境に合わせてお好みでご活用くださいませ。

書籍

  • 『徹底攻略 Python3エンジニア認定[基礎試験]問題集』(通称「黒本」)

Web

  • 模擬試験サイト(ExamApp)

初心者・初学者の方は、問題集だけでなく、教科書となる本を1冊程度購入するか、もしくは動画サイト等の活用も視野にいれると良いかと思います。

勉強期間

  • 3週間程度 約42時間(3時間/日)
  • 黒本 1周半
  • Webサイト 上級問題 40問

Python以外の言語履修済みの方へ
筆者と同じく、短期間の勉強で合格が見込める可能性大。
他言語との違いや苦手な分野を中心に勉強することをおすすめします。

初心者および初学者の方へ
プログラミングを学ぶうえでの基礎となる部分(基本の型や配列、オブジェクト指向とは?、など)の学習が大切になってくるため、3か月~半年程度で安心だと思われます。

なお、以下 余談ですが…。
筆者はPython学習前はJavaの勉強をしていましたが、「クラス」や「インスタンス」というオブジェクト指向特有の考え方を理解することにたいへん苦労したため、この辺りの勉強期間を含めると、3か月はかかっていることになります。

押さえておくポイント

  • Pythonの概要や特徴
  • 対話モードについて
  • Pythonの記述法(コーディングスタイル、PEP8参照)
  • データ構造
  • 変数(グローバル変数とローカル変数)
  • 算術演算子
  • 文字列の操作(結合・改行・スライス・長さの取得)
  • 書式指定の方法
  • 配列・リスト・タプル・set・ディクショナリ(入れ子・スタック・キュー・集合演算)
  • 制御構造(if文・for文・短絡演算子・真偽判定)
  • 関数(定義・呼び出し・キーワード引数・無名関数 lambda式)
  • モジュール(インポート)
  • ファイルの入出力(JSON形式)
  • エラーと例外(raise文・クリーンアップ動作)
  • オブジェクトの操作(クラス・インスタンス・self・継承)
  • 標準ライブラリ(OSの操作・ワイルドカード・コマンドライン引数・日付と時刻)
  • 仮想環境・パッケージ(pip)
  • ヒストリ
    上記項目を理解して、説明できるようになれば合格ラインに到達できるかと思います。

試験を受けてみての感想

予想よりも難しく、黒本だけの対策では少しばかり賭けだったように感じられました。
他の言語の黒本に比べると、圧倒的に薄いです。掲載問題の数もかなり厳選されています。
その分、黒本の内容を確実に理解できれば、それなりに知識は増えます。

ただ、他言語の知識がないとゴリ押しと賭けが必要になり、黒本だけでは心許ないのは事実です。主催団体が薦めている主教材のほうは出題内容をしっかりと網羅しているようでしたので、そちらで学習をすすめた方が、自信をもって試験に臨めるかと思います。

所要時間としては、本番ではやや足りず、10分しか余りませんでした。
こりゃ駄目だ、と諦めそうにもなりましたが、最後まで粘り強く考えてみることを強くお勧めします。

また、この試験には、必須配布物に計算用紙などはありませんでした。
だいぶ複雑な処理を脳内だけで行わなければなりませんので、過去問を解いているうちから、頭の中で解けるよう練習しておくと良いと思います。
初めから頭の中だけで解くのはたいへん難しいことだと思いますので、少しずつ、制限時間も気にしながら、ペーパー離れをしていきましょう!

さいごに

資格取得の最短ルートは、毎日一問でもいいから問題と向き合ってみることだと思います。

わからないことだらけで、つまらなかったり、悔しい思いをしたりと辛いことばかりだと思いますが、わかった!と、アハ体験ができる瞬間がプログラミングの醍醐味です。

少しずつ、亀の歩みだっていいんです。
昨日の自分より物知りになったな、と自身を鼓舞しながらトライしてみてください。

楽しいな、面白いなと思えたら、それは最高に素敵なことです。
自分にナイス!とご褒美を✨

参考リンク

公式サイト

Python3エンジニア認定 基礎試験 申し込みサイト

使用した教材

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