読んだ本
感想
とりあえず読むべしという天の声に従い読み始めた。乱雑なコードへの向き合い方について書かれている本で、類似した書籍に「リーダブルコード」がある。「リーダブルコード」は実践に近い内容だった記憶だが、本書は”理論と実践の橋渡し”と書いてあるように、少し俯瞰した視点から書いてあるように感じて、似ているけど両方読むのがおすすめだ。ボリュームも少ないのですぐ読める。
ざっくり三部の構成になっていて、1部では整頓の具体的手法が解説される。2部はプルリクの単位や、どうやるか、さらにはやらないかのトレードオフについての考え方が書いてある。ここまでは実践に近い内容だが、3部は理論が解説される。なぜ整頓するのかについて色々なアプローチから書かれていて、特にお金の時間価値の概念を取り入れた解説が興味深かった。
おすすめの人
- 現場でリファクタリングのタイミングに悩んでいるエンジニア:「いつやるか」「どこまでやるか」の判断基準が学べる
- 技術的負債の改善を上司に提案したい人:経済的な視点からの説得材料が得られる
次に読むなら
- 未読なら「リーダブルコード」「リファクタリング」など
知らなかった言葉
- 既知ではあるが、結合、凝集などは定期的に意識し直したい