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【書評】エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」

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読んだ本

感想

会計系のシステム開発に携わることになりそうだったので読んでみた。システム開発は行ってきたが、このジャンルは初めてで、会計については簿記の知識が少しだけある程度だった。

本書では会計の基本的な知識の部分からおさらいしてくれるので、知識がなくても問題ない構成になっていて助かった。PL、BSなど財務諸表から、各項目についての説明が続く。

その後、具体的な会計システム開発について、どういった点を作る必要があるか、考慮する必要があるか丁寧に記載されている印象だ。人によっては(自分にとっても)今はToo Muchなくらい。基幹システムが存在し、各システムで仕訳データの連携をするなど、ざっくりとしたイメージしかできていなかったシステム群の解像度が上がった。

最後に、プロジェクトの進め方(パッケージ導入するか、スクラッチ開発するのかのトレードオフなど)、保守運用、技術トレンドなど、システム開発に関連したトピックまでカバーされていてとても良かった。

おすすめの人

  • 会計システムを開発する予定の人

次に読むなら

  • 開発について知りたい場合、具体的な言語や使うフレームワークについて深める等になるだろうか。大規模なEPR系システムでのスタンダードな構成などがまとまった本があるなら読みたい

知らなかった言葉

  • BPMS: 「Business Process Management System」業務プロセスをデジタル化して可視化し改善するためのシステム
  • スチュワードシップ: PMBOKの用語で、スチュワード=執事。リーダーシップとは違う形でチームに貢献する
  • タクソノミ: 財務諸表の科目を定義するひな形のデータファイル
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