読んだ本
概要
なんとなく触っているsystemdについて、概要から、具体的な仕組み、そして各機能について細かくまとまっていて全体像が把握できる本でした。
Linuxのかなり広い範囲がsystemdに支えられていることが知れ、普段意識せずに触っている場所についても裏側の動きがしれてとても興味深いです。
下記目次になります。
第1章 systemdとは
第2章 unitとunit file
第3章 unitの状態,unit間の依存関係,target unit
第4章 プロセス実行環境の用意
第5章 service unit
第6章 timer/path/socket unit
第7章 generatorとmount/automount/swap unit
第8章 control group,slice unit,scope unit
第9章 udev,device unit
第10章 systemd-journald
第11章 core dump管理
第12章 systemd-logind,pam_systemd
第13章 systemd-tmpfiles,systemd-sysusers
第14章 D-Busとpolkit
第15章 systemd-resolved
第16章 systemdのその他の機能
おすすめの人
- 普段Linuxを触っているが、なんとなくsystemdに触れている人
次に読むなら
- 個人的に、D-Bus周りが気になったのと、普段遣いレベルでのsystemd-resolvedの用途がよくわからなかったので深堀りしてみたいです
感想
systemdはservice周りでしか使ったことがなく、そこについて詳しく知れたのが良かったです。
また、ログインなどユーザーセッションなどにも活用されていることを知り、思っていたより大きな機能だと知れたことで見え方が大きく変わりました。
設計思想も素晴らしく、こういう仕組みを作ってみたいなと思わせられました。