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【AWS】Lambdaから固定IPで他システムをアクセスする

Last updated at Posted at 2024-11-12

AWS Lambdaから他システムにアクセスしたいが、相手側がホワイトリストやACLをかける場合、AWS LambdaのIPを固定しないといけません。ここではその設定方法をまとめてみます。

概要

完成図は以下になります。

vpc.drawio (1).png

用語

  1. VPC(Virtual Private Cloud)
    AWS専用の仮想ネットワーク。
  2. インターネットゲートウェイ
    VPCをインターネット接続できるようにする機能です。
  3. ルートテーブル
    サブネット内の通信がどの宛先のネットワークに対して、どのコンポーネント(IGWとかEC2とか)に転送されて欲しいかを設定します。
  4. Elastic IP(固定IP)
  5. NATゲートウェイ
    アドレス変換を行うためのコンポーネントです。
    パブリックサブネットに設置し、プライベートサブネットから外部への通信ができるようにNATする時に使用します。

前提

Lambdaが作成されていること

手順

  1. VPC作成
  2. インターネットゲートウェイ作成
  3. public/privateサブネット作成
  4. ルートテーブル作成(publicとprivate)
  5. publicルートテーブル編集
  6. NATゲートウェイ作成(固定IPを割り当て)
  7. privateルートテーブル編集
  8. セキュリティーグループ作成
  9. Lambda CloudFormationの編集

VPCの作成

VPC Console画面のメニューからVPCを作成する
スクリーンショット 2024-11-12 15.55.11.png

インターネットゲートウェイ作成

Console画面からインターネットゲートウェイを作成する
スクリーンショット 2024-11-12 16.28.23.png
先ほど作ったVPCにアタッチ
スクリーンショット 2024-11-12 16.30.23.png

public/privateサブネット作成

スクリーンショット 2024-11-12 16.34.31.png

ルートテーブル作成(publicとprivate)

publicとprivateのルートテーブルを作成する
スクリーンショット 2024-11-12 16.45.48.png

publicルートテーブル編集

対象ルートテーブルを選択し、「ルートを編集」ボタンを押して編集し、インターネットゲートウェイのルートを追加する
スクリーンショット 2024-11-12 17.03.26.png
スクリーンショット 2024-11-12 17.02.22.png

NATゲートウェイ作成(固定IPを割り当て)

スクリーンショット 2024-11-12 16.55.52.png

privateルートテーブル編集

先ほど作ったNATゲートウェイをprivateルートテーブルに追加
スクリーンショット 2024-11-12 17.00.28.png

セキュリティーグループ作成

Console画面から対象VPCのセキュリティーグループを作成する。
インバウンドルールは作成した後に追加(セキュリティグループID必要ため)

Lambda CloudFormationの編集

対象LambdaのCloudFormationにVpcConfigの属性を追加

VpcConfig: {	
  "SubnetIds": [	
    "subnet-000000000"	// private subnet
  ],	
  "SecurityGroupIds": [	
    "sg-00000000000"	
  ]	
},	
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