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アンガーマネジメント入門

Last updated at Posted at 2023-03-21

はじめに

アンガーマネジメントを実践していくことにより、日々生きていく上でのもやもやであったり怒りに対する対処を知ることができ、人間関係の悩みを軽減することができます。

アンガーマネジメントとは

怒りをコントロールしながらうまく付き合うことで、怒りで後悔することを防ぐマネジメント手法です

怒りという感情自体を沸き起こらないようにすると思われがちですが、そうではなく怒りと向き合い冷静に対処するためのメソッドを紹介しています。

対象読者

  • ついイラッとしてきつく言ってしまう人
  • イライラが態度にでて周りを不快にしてしまうことがある方
  • イライラが溜まってしまい、言い出せない人

怒りのメカニズムを知る

怒りとはどういうものなのかについて説明します。

怒りは"べき"の違いによって生じる

  • MTGの5分前には来るべきだろ!
  • プルリクを出すときはCIが通ってから出すべきだろ!
  • タスクの状況は毎日報告すべきだろ、なぜそんな事もできないんだ!

怒りの理由はいろいろありますが、これらは自分の中の常識(〇〇すべき)から外れた場合に起きます。

怒りは第二次感情

私もこれを知ったときは驚きましたが、怒りは第二次感情から発生します。

先程の例で行くと

  • MTGの5分前には来るべきだろ!
    • MTG開始のときにバタついて会議に集中できなくなりそうで不安
  • プルリクを出すときはCIが通ってから出すべきだろ!
    • いちいちこちらから教えてあげなくてはいけないし自分で気づいてほしいし、指摘することすら面倒 or 疲れる
  • タスクの状況は毎日報告すべきだろ、なぜそんな事もできないんだ!
    • 状況が把握できないとスケジュールが組めないし、実際本当に進んでいるのだろうか。。。不安

このように、第一次感情が大きくなってくると、そのうちに怒りに変わっていきます。

怒りを制御する

では怒りについてどのように対応していけばよいでしょうか

対処法:"べき"の違いによって生じる怒り

  • 自分の"べき"と相手の"べき"が違うことを認識する
  • "べき"についてレベル分けをする
    • 3段階くらいに分けて、何に対して自分が怒りを覚えるのかを認識する
      • まずは"べき"についてのレベル分けを行ってみましょう

MTGの5分前には来るべきだろ!

レベル1:5分前にくる(これは自分の"べき"と同じ感覚)
レベル2:時間ちょうどにくる
レベル3:遅刻してくる

レベルを分けて考えることにより自分を知ることができます。

  • 相手の"べき"を踏まえた上でレベル2に対してイライラしないか
    • イライラする場合はどうすれば許容範囲を広げることができるか

このように相手の"べき"と違う部分とそれに対して許容できるかできないかを考えてみましょう。
許容範囲を広げることができればイライラは減ります。

レベル3に達した場合

レベル3に達し、許容範囲を超えてしまう場合はしっかりと怒りましょう。
ただ、感情のままに怒ってしまっては結局何が伝えたいかわかりませんね。
どう怒ればよいのか、第二次感情からのアプローチを見てみましょう!

対処法:第二次感情からのアプローチ

上記の通り、怒りとは第二次感情のため、第一次感情が存在します。
ここでは第一次感情にフォーカスしたアプローチを見ていきます。

MTGの5分前には来るべきだろ!
MTG開始のときにバタついて会議に集中できなくなりそうで不安

どうして不安になる?

  • 会議の開始が遅れることによって伝えたいことが伝えられないかもしれない
  • 時間を気にして焦ってしまいそう
  • 一人でもバタついている人がいると周りの方の集中力に影響してしまうのではないか

つまり...
遅刻をすると私以外の人が迷惑を感じてしまう
<=> 逆に言うと遅刻さえしなければ周りは迷惑に感じないし、許容できるのではないか、
  => では遅刻した際にはきちんと伝えよう

このように何に対しては怒りとして現れるのか分析し、相手になぜそれが良くないのかを伝えるようにしましょう。
あくまでも怒りのパワーをぶつけるのではなく、自分が怒りを持たないためにも相手と冷静に話し合いましょう

上記のように第一次感情に注目することで、なぜ自分が怒りを感じるかが分析できるようになります。
自分の感情に目を向けることで怒りで後悔しないようなアプローチができるようになりましょう!

最後に

冒頭でもお伝えしましたが、怒ることは悪いことではありません。
怒りを知り、振り回されないように適切に相手に伝えたり、自分を見つめながら怒りで後悔しないようにしましょう!

参考資料

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