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Googleの年次開発者会議であるGoogleI/ O2022がぢょうど終わりました。これは、想像のはるかに超えるものでした Pixel Watch関連の噂 のように、真実であることが証明されたものもありますが、それらは特に驚くことではありません。開発者基調講演では、興味深く、予測しにくかった見どころが多数ありました。メインの基調講演の詳細はライフスタイルメディアに残しておきます(ただし、リンクはご提供しますのでご安心ください)。本記事では、Flutter 3.0、Firebase拡張機能、Wear OS向けJetpack Ccomposeなど、FlutterとAndroid開発者の皆様にぜひチェックしていただきたい興味深いものにフォーカスしてご紹介します!
Google I/O基調講演
Sundar Pichai氏は、基調講演の冒頭で、世界中の情報を整理し、普遍的にアクセス可能で有用なものにするというGoogleの使命を強調しました。
ハードウェア面では、Googleは手頃な価格ながらパワフルなPixel 6Aを発表しました。これは、ハイエンドPixelのプレミアム機能の大半を備えています。そして、あっ、そうです、アルミニウム仕上げのPixel 7の予告も行いました! そして、よく噂されているGoogle Pixel Watchも忘れてはいけません!
この秋のPixel 7にPixel Buds ProやPixel Watchを組み合わせれば、今年のGoogleの最高のマルチデバイス体験として機能するはずです。来年はPixel Tabletもあるかもしれませんね。Pixelデバイスの全く新しいエコシステムが待っています!
開発者基調講演
ソフトウェアの各種新機能とハードウェアに関するサプライズを多数発表した素晴らしい基調講演の後に、アプリと開発者体験を向上させるための新しいアップデートについてご説明します。
Flutterの新機能
では、私たちのお気に入りのフレームワークである、Flutterの話から始めましょう! Tim Sneath氏は、世界中の開発者がFlutterを使って、美しいUIを備えた50万個以上のアプリを複数のプラットフォームで素早く作成したことを紹介しました。
Flutter 3
開発者基調講演で、GoogleはFlutter 3を発表しました! macOSとLinuxの安定版リリースにより、このフレームワークを活用して、6つのプラットフォーム、つまり、Android、iOS、macOS、Windows、Linux、Webに向けたアプリの作成を、単一のコードベースからできるようになりました。
各種新機能や改善点のリストは、Tim氏の投稿、Flutter3の紹介で調べることができます。
ちなみに、Flutter 3はCodemagicですでに公開されていますよ!
macOSおよびLinuxの安定版リリース
CanonicalはFlutterのサポートとFlutter SDKのLinuxへの対応に取り組み、現在は安定したリリースとなっています。macOSの安定版では、IntelとAppleシリコンの両方のマシンをサポートするために、macOSアプリ用にユニバーサルバイナリを作成できます。また、Flutterは、Appleシリコン上での完全なネイティブ開発をサポートするようになりました。
そして、Appleシリコンといえば、皆さんの大好きなCI/CDプロバイダーであるCodemagicが、最初のM1 Mac miniビルドマシンを一般公開したことを挙げずにはいられません! Flutterのビルドに圧倒的な速さをご利用ください!詳細は、ドキュメントを参照してください。
カジュアルゲームツールキット
また、Flutterチームは、モバイルでのカジュアルゲームの開発を加速させるための新しいツールキットを発表しました。Flutterのドキュメントには、全機能を備えたゲームテンプレートアプリを含む、すべての情報が掲載されています。
FlutterとCrashlytics
Flutter開発者の62%がアプリにFirebaseを使用していることをご存知ですか? 信じられないような数字でしょう? Flutterは、Firebaseとの統合を完全にサポートしました。
特に、今回の統合の目玉は、CrashlyticsのFlutterサポートで、簡単にエラーを調べ、ユーザーに影響を与える前に解決できるようになったことです。Flutterプラグインを追加するだけで、Firebase Crashlytics APIを利用することができます。
さて、CrashlyticsとFirebaseの話になったところで、Firebaseのアップデートについて探ってみましょう。
Firebaseの新機能
Firebaseは、Googleによるプラットフォームで、バックエンドサービスの作成、分析、レポート、アプリのクラッシュの修正、マーケティングや製品実験の作成などのためのツールを備えています。今年は、FirebaseとFlutterやAndroid Studioといった他の人気Google製品との連携を強化することに重点を置きました。
Android Studioの「App Quality Insights」ウィンドウ
これらのネイティブ機能は、Android Studio内でCrashlyticsによる問題の発見、調査、再現を支援するため、コンテキストの切り替えは不要です! その上、特定のクラッシュを選択し、スタックトレースに基づいてクラッシュを引き起こしたAndroid Studioの正確な行に移動できます。
もし、まだ興味がわかない方にお伝えしたいのですが、App Quality Insightsはさらに、クラッシュレポートに現れたコード行をハイライトすることで、コードの潜在的な問題を特定するのに役立ちます。それをもとに、調査や修正などができます。すべて同じウィンドウで!
Firebaseの拡張機能
Firebase拡張機能は、アプリに追加できる事前パックされたソリューションです。これは、自分で書く代わりに、既製のソリューションを使用することで、多くの時間を節約できます。これらは、Googleや、Stream、RevenueCat、Algoliaなどのサードパーティのサービスから提供されることがあります。
また、**拡張機能イベント(Extension Events)**を使ってコードをカスタマイズすることで、必要に応じて拡張機能を変更することもできます。すべての拡張機能を調べるには、こちらをご覧ください。
Firebaseアプリチェック
Firebaseアプリチェックは、フィッシングや課金詐欺などの悪用からバックエンドリソースを保護するためのセキュリティ機能で、今回、開発者向けに一般提供されることになりました。データを守りながら、ユーザーも保護できます。
アプリチェックは以下に利用できます:
- Firebase
- Googleクラウド
- APIエンドポイント。
Androidの新機能
今年のGoogle I/Oで行われたAndroidのアップデートは、大きく分けて2つのトピックが中心でした:
- 開発者として、ウェアラブルや大型スクリーンが加わった端末間で、より良く連携するアプリを構築できます。
- Googleは、ツールやライブラリの最新の機能強化により、開発者の体験と生産性を向上させます。
Wear OS向けJetpack Ccompose
Google基調講演でのPixel Watchの発表により、Googleは私たち開発者がWear OS向けJetpack Ccomposeで美しいユーザーインターフェイスと体験を簡単に作れるようにしました。
Wear OS向けComposeベータ版で追加された機能の詳細については、お知らせをご覧ください。発表の最後には、コードサンプルやコードラボなど、開発に役立つリソースが紹介されています。
ヘルスコネクト
さらに、当チームはヘルスコネクトも発表しました。これは、すべてのAndroid端末で健康データに安全かつ簡単にアクセスできるプラットフォームです。
Samsung Health、Fitbit、Google Fitがヘルスコネクトを人気のフィットネスアプリとともに採用したことで、ユーザーの健康・フィットネスデータにシームレスにアクセスし、アプリに書き込むことができるようになりました。ヘルスコネクトSDKをJetPackライブラリとしてダウンロードして、楽しく実験してみましょう!
開発者の生産性
Jetpack Composeで作成したアプリのデモを用いて、Jamal氏が最新のAndroid開発について解説を始めます。最初に発表された新機能は、マルチプレビューアノテーションの構成でした。これは、複数の端末、フォント、テーマに対応した複数のプレビューを生成するものです。
Android開発者として生活が一層快適になる2つ目の大きな特長は、「ライブエディット」です。これにより、コンポーザブルの更新をリアルタイムで確認できます。デモでは、リアルタイムに表示を更新し、楽に大画面に対応することができました!
Android Studioの新機能
この2つの機能以外にも、Android Studioには数多くの新機能が搭載されており、その詳細はこちらでご覧いただけます。また、今年のJetpack Composeの新機能の記事もぜひご覧ください。
前に進む前に、当チームからの3つのアドバイスをご紹介します:
- 最新のJetpackライブラリにアップデートし、Wear OSやタブレットでより良く動作するようにアプリを最適化します。
- Android Studioの最新プレビューをダウンロードします。そして
- Jetpack Composeベータ版を体験してください!
拡張現実の新機能
Googleは、同社のアプリでARCoreを使用する開発者の声に耳を傾け、世界中でスケールするアプリの構築、3Dモデルへの容易なアクセス、機械可読性、ローカライズのサポートに重点を置きました。
ARCore Geospatial API
Googleは、AndroidとiOSにおける新しいARCore Geospatial APIを発表しました。世界87か国で現実世界での没入感を加えることができるようになりました。地球をキャンバスにして、ユーザーに素晴らしいAR体験を提供することを楽しんでください。こちらのドキュメントを参考に始めてみてください。
ウェブの新機能
高速化に関する朗報がいくつかあります! Googleのチームは、大幅なスピードアップを実現し、Chromeのパフォーマンスを向上させるために尽力してきました。
また、ウェブアプリの改善に取り組んでいる方や見直している方にとって、web.devは、ウェブの未来を作る上であらゆるリソースを提供してくれる、必見のサイトです。
インターロップ2022
もうひとつの興味深い発表は、どのようにして、主要ブラウザすべてが手を携えて、インターロップ2022という取り組みのもと、15の重要な領域でウェブのエクスペリエンスを向上させるのか、というものでした。こちらの記事で詳しく紹介しています。
次に見るべきものは?
Google I/O 2022で何が発表され、何が改善されたのかについての概要がわかったところで、各講演や発表内容を詳しく探ってみましょう。こちらのプログラムリストをご覧ください。
Flutter
このFlutterの新機能についてのセッションでは、単一のコードベースから6つのプラットフォーム向けの美しいネイティブアプリを構築する方法について詳しく説明しています。
Firebase
Firebaseのファンであれば、Firebaseの新機能のセッションの探索をおすすめします。Firebaseでユーザーに愛されるアプリを構築し、実行する時が来ました!
Android
ネイティブAndroidの開発者様ですか?Androidの新機能のセッションを見て、Android開発に関する最新情報をすべてお聞きください。例えば、Jetpack、Android 13、ツーリング、パフォーマンスなど、盛りだくさんです!
結論
素晴らしいソフトウェア機能と全く新しいPixelエコシステムを組み合わせて、Googleは今年のGoogle I/Oで素晴らしいプレゼンテーションを行うために長い道のりを歩んできました。Flutter、Firebase、Androidのアップデートや改良は、あなたのアプリに追加できるもので、開発プロセスをわかりやすく、楽にするものです。
私たち同様に、Google I/O 2022をお楽しみいただけたら幸いです。そして、まだご覧になられていない方は、ぜひ私たちの記事をご覧になって最新情報を取得してください。当社のSlackコミュニティにご参加いただいたり、Twitterで@codemagicioをメンションして、この講演のお気に入りの発表をぜひお知らせください。それでは、各種新機能を探求し、実験する、素晴らしい一週間をお過ごしださい!
再度のお知らせ:M1 Mac miniビルドマシンは、Codemagicですでにご利用いただけます。ぜひご使用になって、より高速なFlutterビルドをお楽しみください。従量課金(pay as you go)の場合は、単に
instance_type: mac_mini_m1
を使用してお試しください。プロフェッショナルプランをご利用のお客様で、Mac mini M1の試用版をご希望の方は、当社のカスタマーエンジニアリングチームにご連絡いただけますと、新しいマシンで迅速にグリーンビルド(成功ビルド)を実現できます!