下記の問題はどうやって仕訳しますか。
1.猫商店は犬商店への掛代金¥50の支払いのため、同店受取り得意先馬商店引き受けの為替手形を振出した。
2.東京商店に対する買掛金¥200の支払いのため、同店振出し、千葉県商店受取の為替手形を呈示され、これを引き受けた。
答え:
1.(買掛金) 50 (売掛金) 50
2.(買掛金) 200 (支払手形) 200
これ見ると最初は変だな思うかもしれません。同じ為替手形のに、何で仕訳の項目は時々売掛金、時々支払手形になりますか。
まずは為替手形は何ですか。
関わる登場人物を分かれば理解が難しくないです。
Aさんは先週Bさんから1000円を借りました。今日AさんとBさんは一緒に買い物に行きました。Bさんは1000円の漫画を買いました。その代金をAさん支払いました。AさんとBさんの間の借金もなくなりました。
この例のように、為替手形で登場人物は売り手、買い手、支払人三つです。
1>振出人(手形作成者、差出人)ー> 買い手、手形を作成した人、
2>支払人(名宛人、引受人)ー> 手形の支払いを行う人
3>受取人(指図人)ー> 売り手、支払いを受け取る人
問題1は何で馬商店が猫商店が振出した為替手形を引き受けましたか。必ずこの前猫商店が馬商店に掛けで売りました。
その時の仕訳
(売掛金) 50 (売上) 50
今回犬商店を支払いうために馬商店対する売掛金を相殺して馬商店支払人の為替手形を振り出した。
問題2は東京商店が振出人、千葉県商店がお金をもらう人。この前必ず東京商店は掛けで千葉県商店から仕入れしました。自社はこの為替手形の支払人なので、仕訳の貸方は支払手形です。
仕訳の項目は為替手形の支払人よって決まります。自社の場合は仕訳項目は”支払手形”、自社振出し、得意先支払いの場合は”売掛金”です。
下記の問題はどうやって仕訳しますか。
3. 得意先東京商店に商品¥100を売り上げ、代金は自己振出しの為替手形を裏書譲渡された。
4. 千葉県商店に商品¥300を売上げ、代金として¥100は自己振出しの約束手形を裏書譲渡され、残額は掛とした。
答え:
3.(受取手形) 100 (売上) 100
4.(支払手形) 100 (売上) 300
(売掛金) 200
どちらも自己振出た手形を裏書譲渡されたのに、何で為替手形の場合借方は「受取手形」、約束手形の場合は「支払手形」ですか。
自己が振り出した為替手形は自分が支払う義務はないです。それをもらう時、自分としてそれは受取手形です。
自己が振り出した約束手形は自分が支払う義務はあります。それはこの前の頃自分が振り出た「支払手形」です。今自分の手に入りましたので、別の人に対する支払う義務はなくなりました。