仕訳問題:
1.東京商店は、商品¥200を仕入れ、代金は後日支払いとした。なお、引取運賃¥30は、後日支払うことにした。
答え:
(仕入) 230 (買掛金) 200
(未払金) 30
仕入の時自社負担の運賃は借方の仕入に含まれます。貸方は商品の額は買掛金、運賃は未払金です。後日それぞれ支払うので、全て買掛金にまとめないです。
2.東京商店は、建物の修繕費(収益的支出)¥1000と改造費(資本的支出)¥6000を現金で支払った。
答え:
(修繕費) 1000 (現金)7000
(建物) 6000
何で修繕費は借方の建物ではないですか。
修繕費は建物を利用するとともに必要な支出です。これは費用です。損益計算書の費用欄で反映されます。
改造費はもっと便利に利用できるための投資です。貸借対照表の資産欄に反映されます。
費用ですが投資に扱うやり方は粉飾決算でよく利用される方法です。
3.当期首に消耗品¥400を購入し消耗品費勘定で処理しているが、当期中に¥350を使用している。消耗品に関する決算整理仕訳を行いなさい。
4.当期首に消耗品¥400を購入し消耗品勘定で処理しているが、当期中に¥350を使用している。消耗品に関する決算整理仕訳を行いなさい。
答え:
3. (消耗品) 50 (消耗品費) 50
4. (消耗品費) 350 (消耗品) 350
購入時に費用として勘定したら、期末の決算整理で未使用分は費用から消耗品に振替します。
購入時に消耗品に勘定したら、期末の決算整理で利用分を費用として振替します。
- 店主が店の商品20,000円を私用で使った。
答え:
(資本金 ) 20,000 (仕入) 20,000
商品を使ったことによってその分仕入の費用がなくなりました。
7. 店舗兼自宅としている建物の固定資産税10,000円を現金で支払った。なお、店舗部分は70%(7,000円)、自宅部分は30%(3,000円)である。
答え:
(租税公課) 7,000 (現金) 10,000
(資本金また引出金) 3,000
費用となる税金 → 租税公課
費用とならない税金、費用となる税金でも事業以外の部分 → 資本の引き出しとして処理