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OCI モニタリングでComputeインスタンスの死活を監視

Last updated at Posted at 2023-11-28

初めに
OCI上のComputeインスタンスがダウンした場合、自動的に検知して通知先に通知するのは一般的な監視の要件です。OCIネイティブの監視サービス(モニタリング)を利用すれば、簡単にこれを実現できますので、それをご紹介したいと思います。
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ステップ

1. 事前準備

まず、OCI通信サービス(Notification)の用語を理解する。

  • トピック (Topic):メッセージをサブスクリプションに送信するための通信チャネル
  • サブスクリプション (Subscription):トピックのエンドポイント。公開されたメッセージは、トピックの各サブスクリプションに送信される。
    サポートされているサブスクリプション・プロトコル:電子メール、ファンクション、HTTPS (カスタムURL)、PagerDuty、Slack、SMS

※、この例では、電子メール(デフォルト)を利用する。

1-1. トピックの作成

開発者サービス > アプリケーション統合 > 通知
「トピックの作成」をクリックし、名前を入力した後、作成をクリックする。
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トピック名前は、一つテナンシ内に一意する。

1-2. サブスクリプションの作成

「サブスクリプションの作成」をクリックし、作成画面を開く。デフォルトの電子メールを使用するため、電子メールアドレスを入力したら、「作成」をクリックする。
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作成後の状態は、"Pending"となる。
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1-3. サブスクリプションの確認

指定した受信者に次のようなメールが届いたら、"Confirm subscription"をクリックする。

送信者:noreply@notification.<リージョン識別子>.oci.oraclecloud.com

確認後、次の画面が表示される。

サブスクリプションの状態は、"Active"に変わったことを確認。
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2. アラームの作成

監視および管理 > モニタリング > アラーム定義 > アラームの作成
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入力項目の詳細

項目名 必須 コメント
アラーム名 Yes 通知メールの表題と本文に表示
アラームの重大度 Yes 通知メールの表題と本文に表示
アラーム本体 No 入力した場合、通知メールの本文に表示

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項目名 内容 コメント
メトリック・ネームスペース oci_computeagent
メトリック名 CpuUtilization
ディメンション名 resourceDisplayName リソース名以外も選択できる
ディメンション値 インスタンス名
トリガー・ルールの演算子 なし

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作成したトピックを指定し、アラームを作成する。
通知の繰り返しをするのはできるが、この例ではデフォルトのまま(繰り返さない)にする。
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作成後、次のように表示される。
※、この時点のアラーム・ステータスはOKであり、トリガーされた後、FIREに変わる。
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アラーム定義はアクティブになることを確認する。
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3. インスタンスを停止し、通知を確認

インスタンス停止が検知されたら、以下のような通知メールが受信者に届く。

項目名 内容
送信者 noreply@notification.<リージョンID>.oci.oraclecloud.com
表題 Alarm: OK_TO_FIRING | <重大度> | <アラーム名> | <UTC時刻>

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メッセージ・タイプは、以下の4つがある。
OK_TO_FIRING, FIRING_TO_OK, REPEAT と RESET。詳しくは、こちらをご参照。

以上です


ドキュメント
モニタリングの概要


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