12
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Mac OS X MarvericksへのTeX環境のインストール

Last updated at Posted at 2014-12-21

MacにTeX環境を導入するのは2回目になります.
TeXのインストールも簡単になってはきましたが,それでも詰まる箇所がいくつかあるので,メモしておきます.

ここでやっていること

Macに日本語TeX環境(pLaTeX)を導入したい.
ついでに統合開発環境としてTexmakerを導入したい(WindowsやLinuxでも使える.卒論の時はすごくお世話になった).

TeXは論文を書く時に動けば十分だと思っており,あまり細かいことは気にしていない.

OS: Mac OS 10.9.5

  1. MacTeX 2014のインストール
    Windowsでは,ディストリビューションとしていつもTeX Liveを使っていたが,MacではMacTexという便利なパッケージがあるみたい.

    MacTeX - TeX Users Group
    からMacTeXのpkgをダウンロードしてインストール.

    これだけで,platex,xdvi,dvipdfmxといったおなじみのコマンドはすでに動くはず.

  2. Texmakerのインストール
    Texmaker (free cross-platform latex editor)
    から"TexmakerMacosxLion.zip"をダウンロードしてインストール.

    ここまではTeX Wikiの通りにやれば問題なく進む.

  3. Texmakerの環境設定
    Texmaker/設定/OS X - TeX Wiki
    に従って,TeXMaker上で叩くコマンドを設定する.

    まず,メニューの"texmaker"->"Preferences"->"Commands"タブから,

    LaTeX: "/usr/texbin/platex" -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
    Bib(la)tex: "/usr/texbin/upbibtex" %
    Dvipdfm: "/usr/texbin/dvipdfmx" %.dvi

    のように変更する(これは最低限の設定なので,他の処理系を使いたい人は適宜行う).
    "LaTeX"のところ,TeX Wikiには

    "/usr/texbin/uplatex" -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex

    と書いてあったけど,実際にコンパイルしてみると,

    ! LaTeX Error: Encoding scheme `JY1' unknown.

    のようなエラーが出て動かなかった.
    エンコーディング関係らしいけど,よくわからないので今回は無視.

    次に,タブを"Quick Build"に切り替えて,"Quick Build Command"を"Latex + dvipdfm + View PDF"にする.
    これで,Quick Buildした時に上で設定したコマンドが起動するようになる.

    ついでにフォントも設定しておく.
    タブを"Editor"に切り替えて,"Editor"->"Editor Font Family"から設定できる.
    自分はメイリオ厨なので,ヒラギノフォントを眺めつつメイリオに設定する.

  4. 内蔵ビューアで和文フォントが出力されない問題の解決
    そのままF1キーでQuick Buildを行うと,Texmakerに内蔵されているPDFビューアで日本語が表示されなかった.
    外部ビューアでも見られることは見られるけど,内部ビューア機能は割と便利だと思ってるので使いたい.

    http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Texmaker#m8993d2f
    に解決策が載っていたので試す.

    $ brew install poppler
    $ sudo mkdir -p /Users/pascalbrachet/poppler64/share
    $ sudo ln -s /usr/local/share/poppler /Users/pascalbrachet/poppler64/share/poppler
    

    1回Texmakerを再起動するとうまく動くようになった(気がする).

  5. バックスラッシュを入力しようとすると,円記号が入力される
    これも,
    http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Texmaker#u2a90df7
    に解決策があった.

    追記:"option+''"で問題なく表示される(少なくとも自分の環境では)

  6. 日本語に赤い線が入ってうっとうしい
    デフォルトで英語用のスペルチェックが働いているらしい.
    これを無効にしておく.

    メニューの"texmaker"->"Preferences"->"Editor"タブから,"Spelling dictionary"の"Inline"と書かれたチェックボックスをオフにする.

これぐらいやっておけば,ストレスなく書き進められると思います.

参考

12
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?