0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

FIS アクションに AWS Lambda がサポート

Last updated at Posted at 2024-12-13

内容

  • Lambda が新たに FIS と連携。これにより、開発者はコードを変更せずに、Lambda 関数に対して以下のような障害シナリオをシミュレーション可能

    • 遅延 aws:lambda:invocation-add-delay
    • エラー aws:lambda:invocation-error
    • http統合の応答 aws:lambda:invocation-http-integration-response

これらの機能を活用することで、アプリケーションのパフォーマンスや回復性を向上させるためのテストが容易になります。

開発者はコードを変更せずにという点がポイントかと思います。

やってみる

Lambda関数を設定する

ドキュメント通りやってみます。

① S3 読み取りアクセスポリシーを Lambda 関数にアタッチする。

下記ドキュメントに記載の IAM ポリシーを作成し、Lambda の IAM ロールにアタッチします。

② FIS 拡張機能をレイヤーとして関数にアタッチする。

arn:aws:lambda:ap-northeast-1:339712942424:layer:aws-fis-extension-x86_64:9

AWS_FIS_CONFIGURATION_LOCATION 変数を arn:aws:s3:::<S3バケット名>/FisConfigs/ に設定する。

AWS_LAMBDA_EXEC_WRAPPER 変数を /opt/aws-fis/bootstrap に設定する。

実験テンプレートを準備する

Fault Injection Service で実験テンプレートを作成します。

なお、今回は FIS アクションに AWS Lambda がサポートしたということがメインですので、FIS の細かい設定は省きます。過去に投稿している記事などもありますので参考にご覧下さい。

Lamba のタイムアウト値を 3 秒にし、Startup delay milliseconds で 5 秒遅らせるようにしてみます。

スクリーンショット 2024-12-12 20.08.21.png

また、実験レポート生成機能を追加されたというアップデートがあったので、ついでにこちらも試してみます。

スクリーンショット 2024-12-13 20.31.40.png

テスト開始

準備が整いましたので実験開始です。

スクリーンショット 2024-12-12 20.35.43.png

「running」となったら、この間にリクエストを投げてみます。

(base) naata@naatanoMacBook-Air backup % 
curl -i -X POST https://XXX.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/Stage/ \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"id": "123", "name": "Test Item"}'
HTTP/2 502 
content-type: application/json
content-length: 36
date: Thu, 12 Dec 2024 11:35:36 GMT
x-amz-apigw-id: CrST9GqPNjMELLw=
x-amzn-requestid: 3aeaf55d-be4a-4d56-b812-06ce6766ce70
x-amzn-errortype: InternalServerErrorException
x-cache: Error from cloudfront
via: 1.1 b95e72b30bcace3da0a33c6d9607f382.cloudfront.net (CloudFront)
x-amz-cf-pop: NRT20-P6
x-amz-cf-id: mIG5HYB4f-SgBuqBjUyxeCetGuvUcJrmkYoN0bRFI3YFOczX6YqnFg==

{"message": "Internal server error"}%  

コードを変更せず、意図的に障害を起こすことができました。

また、S3 にレポートも生成されていることが確認できました。

スクリーンショット 2024-12-13 20.33.59.png

レポートの中身を確認しましたが、これだけ見て正直なところうーん、、、といったところが実際の感想です。

うん、なんか急に料金が高くなっているなと思ったら、レポートごとに 5 USD かかるのか。。。要注意。。。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?