LoginSignup
14
13

More than 1 year has passed since last update.

AWS 耐障害性と高可用性

Last updated at Posted at 2019-05-04

耐障害性の向上1

別リージョンや別AZにバックアップを取得保管する。
スクリーンショット 2019-05-04 19.13.34.png

耐障害性の向上2

別リージョンや別AZにスタンバイ構成をとっておき、即座にフェイルオーバーできるようにする。
スクリーンショット 2019-05-04 19.14.32.png

高可用性の設計を考えるポイント

目標復旧時間(RTO: RecoveryTime Objective)
「どれくらいの時間で復旧できれば影響が少ない?」の目安
目標復旧時点(RPO: RecoveryPoint Objective)
「いつ時点のデータを復旧できれば何とかなる?」

耐障害性
アプリケーションに組み込まれた冗長性
復元可能性
障害、災害発生時におけるサービス復旧にかかる機能など
拡張性
設計において、スケーラビリティを以下に確保するのか

トレードオフ
可用性を高めると、コストは高くなり、構成も複雑になるので、うまくバランスを調整する。

単一障害点の排除1

ELBを利用したマルチAZ構成にする
スクリーンショット 2019-05-04 19.31.29.png

単一障害点の排除2

マルチAZでマスタースレーブ構成にし、リードレプリカで軽減する。
スクリーンショット 2019-05-04 19.33.11.png

障害復旧モデル

DR構成 説明
バックアップ&リストア バックアップデータを別リージョンに保存しておき、DRサイト側レプリケーション。DR時はバックアップからシステムを復旧する。
パイロットライト DRサイト側でスペックの低いスタンバイDBをたて、通常時はデータ同期のみ行う。DR時はDRサイト側でAPを起動、DBをスケールアップし、復旧する。
ウォームスタンバイ DRサイトでスペックの低い構成を常時起動。DR時はサーバーをスケールアップし、DNSの名前解決先をDRサイト側に切り替え、復旧する。
マルチサイト DRサイトで完全に同スペックの構成を常時起動。DR時はDNSの名前解決先をDRサイト側に切り替えるのみで、短時間で業務復旧。

上記のような例があげられますが、重要な要件をどこにおくかによる。
例えば、コスト最適化に重点をおくのであれば、「バックアップ&リストア」になるだろう。
ダウンタイムをもっとも短くするのであれば、「マルチサイト」となる。

image.png

14
13
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
13