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AWS Organization

Last updated at Posted at 2019-04-30

■AWS Organization でできること

  • 複数のAWSアカウントを一元管理
  • AWSアカウント新規作成の自動化
  • 請求の簡素化

■構成要素

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■機能セット

  • 支払一括代行:支払一括代行のみを実施する場合に選択。
  • アカウントの全体管理:支払一括代行も含めて、企業内で複数アカウントを統制したいときに使う。

■マスターアカウント

  • 組織全体のAWS利用料の支払い
  • 新規AWSアカウントの作成
  • 既存AWSアカウントの招待
  • 組織内に登録されたAWSアカウントの削除
  • 組織ポリシーの適用(SCP)

と大きな権限をもつので、マスターアカウントでは基本的にリソースなどの作成には利用しない。

■SCP

SCPにだけ軽く触れておきます。

  • 組織内の組織ルート、OU、アカウントに対して割り当てることができ、階層構造に基づいて継承して適用される。
  • マスターアカウントは対象外。メンバーアカウントでは、IAMユーザー・ロールだけでなくルートアカウントも対象。
  • サービスやAPI、アクションへのアクセスを許可・拒否できる。

  • 複数のポリシーがアカウントに適用される場合、許可はAND条件となる。

  • アカウント内のアクセス制限に対して、フィルタとして動作する。

    • 許可:SCPは必要条件だが、十分条件ではない。SCPで許可されていてもIAMポリシーやリソースポリシーで許可されていないと利用できない。
    • 拒否:SCPで拒否とすると他で許可されていても、利用できない。
  • ブラック方式・ホワイト方式どちらで運用するかを考える。

■一括請求

  • ボリュームアカウントが合算して計算される。
  • リザーブドインスタンスによる割引がデフォルトで共有される。

■比較

1アカウントのみで分離 複数アカウントにして分離
権限の分離 IAMポリシー IAMポリシー+Organizationsのポリシー
料金 タグ付けをして使用状況をレポートで確認 アカウントごとで確認できる
支払い 一括請求
料金 ボリュームディスカウントの合算などの値引きの共有
VPN 1つのVPCしか使わない場合は1接続で対応できる VPN接続はVPCごとに必要
管理ユーザの管理 スイッチロールやAWS SSOを利用できる
システム間連携 VPCピアリングやスナップショット共有など

■参考になりそうなハンズオン

AWS Organizations を実際に初めてみる第一歩
AWS Organizationsの新規設定と確認

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