2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Win11のWSL上DockerでComfyUIを起動までのノート

Posted at

そもそもなぜ

ComfyUIはWindows本体で簡単にインストールできると言われるけど、何故かわざとWSL経由でさらにコンテナを立てますか?

  • 環境管理しやすい
  • 壊れても簡単に立て直せる
  • 他のパソコンに移しても動ける(理想論かもしれない)

ということで、そのプロセスのメモを残したいです。

本題

インストール

WSLのインストールとComfyUIの構築はほとんどこの記事を参照しております。

ただしいくつかの補足があります。

  • 1-2ステップぐらい抜けているけど、AIに聞きながら解決できる程度
  • compose.ymlの中にモデルダウンロードのプロセスがあるので、自分でモデルを用意すればそちらのモデルダウンロード(4GBぐらい)を削除して、インストールが早くなる、ただし
  • ComfyUI-Managerをあとでインストールしたい場合もymlでインストールを削除すればcomposeが早くなる、ただしManagerはほぼ必須拡張機能なので同時にインストールしても無難

他に気になる部分

バージョン問題

対象リポジトリでのComfyUIとManagerは古いバージョンを固定されているので、自分で最新のバージョンをダウンロードする必要があります。自分の場合は特にバージョン指定しなくて、

そのままgit cloneしてインストールしたら成功しました。

GPU問題

5000系のGPUはまだいろいろ対応されていないらしくて、少し詰まっていました。

まずはイメージを最新にしないといけないです。

nvcr.io/nvidia/pytorch:25.02-py3

そしてpytorch関連ライブラリのバージョン問題もあります。ComfyUIを無事起動していたと思ったけどGPU対応していないと言われました。

'sm_120' is not a recognized processor for this target

下記でかなり詳細なディスカッションがあります。

Windowsで直接インストールか/WSL経由(実質Linux環境)かによって解決方法も違います。
WSL経由の場合は指定なpytorch関連ライブラリをインストールする必要があります。

pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/cu128

モデルフォルダをマウント

画像・動画生成のモデルサイズが全部非常に巨大なので、ネットでダウンロードしてまたコンテナに移動するのは大変なので、フォルダをマウントした方が楽です。

例えばモデルのフォルダがCドライブの直下にある場合は、ymlでのvolumesはこれを追加します。

/mnt/c/ComfyUI/models:/ComfyUI/models

起動

全部用意できたら、docker compose upで起動しましょう。pytorchやcuda関連のものをダウンロードするのでやや時間がかかります。

comfy.png

最後にこの画面が見えて、1回無事生成が実行できたら、ゴールです!

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?