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Wanoグループ Advent Calendar 2019

Day 22

Telegram botをAWS Lambdaでやってみた

Last updated at Posted at 2019-12-22

Leoです。
この記事は Wanoグループ Advent Calendar 2019 の22日目の記事になります。

Telegramのアプリにserverless botの機能を追加しました。
現在僕は複数のメッセンジャを使っています。
Lineにはbotを簡単に追加できますが、今回初めてTelegramのアプリに入れる必要があったので、この記事をメモとしても書きました。

Telegramのbotの実装には基本的に4ステップがあります。

  1. Botの登録
  2. AWS lambdaの登録
  3. AWS API Gatewayのendpointを追加
  4. EndpointをTelegramにwebhookとして登録

Botの登録

Lineと違って、Telegramのbot登録やbotの操作はアプリ内でできます。(Lineの場合、Developerのページでやります)

TelegramのアプリにBotFatherっていうアカウントを検索します。

screenscreenshot_20191222-223346__02.jpg

BotFatherとのチャットに'/newbot'のコマンドで新しいbotを登録します。
登録が始まったら、botの名前とかuser_idを登録します。

screenshot_20191222-223327__01.jpg

登録は完了したらbotのAPIにアクセスする時に必要なtokenが発行されます。secret tokenのため、安全なストレージに保存しましょう。
このチャットでbotの設定の更新もできます。

Lambdaの登録

Lambdaを登録します。今日はAWSのコンソールでの登録を説明します。
今回http requestしか使わないのでデフォルトのNodejs環境で実装しますが、GoやPythonなどの環境でも簡単に実装できます。
Screen Shot 2019-12-22 at 22.55.50.png
Lambdaの中に以下のことをやっています。

  1. Webhookのイベントを受け取っている
  2. Webhookのリクエストのパラメータからmessageのtextを取得している
  3. TelegramのAPIを叩いてチャネルに返信してる

上の3つの機能が含まれている以下のコードをLambdaのindex.jsに入れる。

const https = require('https');

const BOT_TOKEN = process.env.BOT_TOKEN
const URL = "https://api.telegram.org/bot" + BOT_TOKEN + "/sendMessage?";

exports.handler = function(event, context, callback) {
    
    let text = 'Echo: ' + event.message.text;
    let chatId = event.message.chat.id;
    let replyUrl = URL + 'text=' + text + '&chat_id=' + chatId;
    
    https.get(replyUrl, (res) => {
        console.log("Got response: " + res.statusCode); 
        callback(null, res.statusCode)
      }).on('error', (e) => {
        console.log("Got error: " + e.message); 
        callback(Error(e))
      })
};

Telegramのチャネルにメッセージの送信は単純なGETでできます。
LambdaのEnvironment variableにBOT_TOKENを定義する必要があります。

最後に'保存'押して、Lambdaの登録は完了です。

APIの登録

BotのWebhookになるAWS API GatewayのREST APIを登録します。

1.png

新しいAPIを登録します。
2.png

Resource/PathをCreate Resourceで指定します。
3.png

4.png

TelegramのWebhookはPOSTで通知するので、Create MethodでPOST指定します。
5.png
6.png

HTTP Methodを指定したら、APIと前に登録したLambdaを結びつくためにIntegrationに用意したLambda名を入れます。そうするとこのAPIはトリガーとして登録されます。
7.png

後はステージ名を振ってAPIをデプロイするだけです。
8.png

今回はステージ名を'test'にしました。
9.png

APIをデプロイしたらページの上に'Invoke API URL'が以下のように表示されます。

https://fiXXXX1oe.execute-api.us-east-2.amazonaws.com/test/

これはまだWebhookのURLではありません。最後の'test'はステージ名になります。
このURLの後ろにAPIのpath(今回は'bot-test')を付けるとWebhookのURLになります。

https://fiXXXX1oe.execute-api.us-east-2.amazonaws.com/test/bot-test

Webhookの登録

最後にAPI Gatewayに登録したURLをTelegramにWebhookとして登録しましょう。
そのために以下のTelegramのAPIを使えます。

https://api.telegram.org/bot<BOT_TOKEN>/setWebHook?url=<WEBHOOK_URL>

<>のところをそれぞれ入れてGETリクエストを叩きます(ブラウザからでもOK)

https://api.telegram.org/bot1001745750:AAFDXkXXXXXXXXXXXXXXXXXXX4kqp0Mto/setWebHook?url=https://fiXXXX1oe.execute-api.us-east-2.amazonaws.com/test/bot-test

以下の返信が来ます。

{"ok":true,"result":true,"description":"Webhook was set"}

これでBotの基本的な実装は終わりです。
Telegramでbotを検索して、チャネルに書いてみるとEchoされます。
10.jpg

## 終わりに

もちろんこのbotは例として作りました。LambdaがトリガとしてAWSの色々なサービスに広げることもできます。DBにアクセスやSFNをキックすることなどできます。

Lineのbotと比べてTelegramのbotのAPIはシンプルで、serverlessなbotは誰も作れるって感じでした。

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