RAID6故障率
1. ディスク1本あたりの故障率
ディスク1本あたりの故障率は、「SAS_Segate」で仕様書にはMTBF 200万時間と記載されております。
このMTBFとは、平均故障間隔を指しております。
これを件/時間で計算すると
λ=1/MTBF=0.0000005(件/時間)
となります。これを件/日で計算すると
0.0000005*24=0.000012(件/日)
となります。
2. RAID6 の故障確率
RAID6での全体障害となるのはディスク3本同時障害なった場合になるので組合せのrは3となるため、以下式となる。
AFR = 1-(AFR^3)* nC3
AFR ... 年間故障率0.000012(件/日)
n ... RAID6 を構成するディスク本数
C ... 組合せ Combination
組合:nCr=n!/r!(n-r)!
11本構成の場合
1-(1.210^-5)^3(11109)/(32)
=165(1.210^-5)^3
=1-2.851210^-13
=1-0.000000000000003
(1-0.000000000000003) ってことで、まあまあもう壊れないですね…
最後に
数字だけ見ると稼働率Five9どころじゃないですが、まぁ理論値であって実際は違うんですけど…www
あくまでも、上記はディスクの偶発故障であり初期不良や経年劣化を指すものではありません。また、HDDメーカーでは3年で定期交換するように仕様書に書かれているものもありますので仕様書をよく確認してください。