■概要
- AWS 上で展開する上で役に立つ技術的なベストプラクティスやビジネスモデルの考え方および事例紹介
■登壇者
- 松本 大樹さん(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 エコシステムソリューション部 部長)
■SaaSビジネスの現状
- 提供形態が進化している
- オンプレ -> アプリホスティング -> AWS -> SaaS on AWS
- SaaSとは
- (ry
- SaaS市場の予測
- 2018まで年率20%成長
- 世界市場で2018年までに/3マーケット占める
- 世界市場で2018年までに$82billion
- なぜSaaSに向かうのか
- ユーザ
- 本来業務に集中
- 短期利用、短期導入
- 法改正への迅速な対応
- カスタマイズより標準モデルで低価格を好むようになった
- ベンダー
- 効率的なビジネスモデル
- 飽和した市場、競合に対抗
- SAP、Infor、MSといったビッグプレイヤーも展開
- グローバル展開を含めた販売チャネルの拡大
- IasSの普及によっって参入障壁が下がった
- ISVパートナー数240%、SaaS提供パートナー数680%
- ユーザ
- なぜSaaSはAWSが向いているのか
- 初期投資コストや事業リスクの提言
- 構築、運用、管理の簡便性
- ビジネスのスケール
- すでに多くの成功ベンダー
- SaaS on AWSの基本構成
- アプリケーション部分: Delivery - Integration - Authn/Authz - App - Data
- SaaSプラットフォーム部分: Ordering - Provisioning - Metering | Billing - Monitoring - Authn/Authz
- SaaSプラットフォーム部分には機能に対応するAWSサービスがある
- Marketprace, CloudFormation, CloudWatch, IAM, Directory Service, Detailed Billing, EMR, Redshift etc...
- SaaSを始める上での不安: テクニカル面
- 自社アプリに対してどのような構成が適切かわからない
- SaaS向けの回収が
- ガイドラインが欲しい
■SaaS on AWS: 4つのアーキテクチャアプローチ
- シングルテナント <=> マルチテナントは、運用・コスト・移行で向き不向きがある
- 個別要件への対応 <=> コスト・運用の効率化 / AWSロックイン回避 <=> 運用効率化・拡張性
- A: シングルテナント
- B: シングルテナント + クラウドネイティブ(Aurora + Beanstalk)
- C: マルチテナント
- D: マルチテナント + クラウドネイティブ(Beanstalk + API GW + OpsWorks + Lambda + ECS + Aurora + DynamoDB)
■SaaS on AWS: 7つのベストプラクティス
- アプリケーションとSaaSプラットフォームの分離
- メータリング、モニタリング、ビリングなど、SaaSとして必要な機能はアプリケーション部分と分離し、かつ共有して利用する
- アプリケーション部分は時間をかけて進化させるが、コア機能は流用できるようにしておく
- 機能は抽象化してサービス化する
- データの再利用や機能追加を用意に
- 最適化されえたスケールも可能となる
- AWS Managed Serviceが効果的
- AWS のマネージドサービスを利用することで自ら構築することなく最新の技術スタックを用意に利用できる
- 可能な部分はマルチテナントで構成でする
- アカウント -> ユーザ -> ロール
- 要望に応じて優先順位付けできるよういティア化
- 運用できちんとモニタリングし、リソースの適切化
- データのライフサイクルに最適化
- 分単位: Kinesis
- 時間単位: EMR
- 日単位: Redshift
- 週単位: EMR
- 月単位: S3
- 年単位: Gracier
- すべての情報を収集してそこから学ぶ
- インフラからソフトウェアの情報まで正確な情報を確実にモニタリングし保存しておく
- 分析により、顧客をさらに知る
- 常に自動的にユーザー満足度やインフラを調整するしくにを作る
- 利用状況からビジネスモデルを進化させる
- おれらを収益に変える
- コストと性能の最適化を行う
- 両立しない。優先順位決める
- 全レイヤでスケール可能にする
- より小さいリソース単位でスケールできると効果的
- 可能であれば、スケーラブルなサービス(Dyan
- 高セキュリティと権限分離を意識する
- 最低限の権限とする
- 一時権限や認証連携の活用
- IDやアプリケーションの権限管理の粒度を適切にする
- ネットワークも可能な限り分離する
- _
- 最低限の権限とする
■SaaSを始める上での不安: ビジネス面
- _
- 既存の商流を壊す
- SIパートナーの領域を狭めてしまう
- 運用体制の構築や経験やノウハウが無い
- 直販となり拡販のノウハウやチャネルが無い
- SaaS商流の定義
- (ry
- SaaSビジネスにとって課金方法は非常に重要
- (ry
■SaaSの成功事例
- 株式会社ワークスアプリケーション
- MKS: マイナンバー管理プラトフォーム
- 個人番号管理に耐えうるセキュリティ(SOCK認証)
- マネージドサービスで短期開発
- マネージドサービスで運用最小限
- EC2使わない、Beanstalk、
- 結果と展開
- 障害ゼロ
- 450万件の個人番号を管理しているが急激な利用増加にもトラブルなし
- 高度なセキュリティが求められるEnt 領域に使えることが実証でき、今後もAWS活用で展開する
- MKS: マイナンバー管理プラトフォーム
- ウィングアーク 1st 株式会社
- SWF
- Auroraで可用性の向上
- SWF/SQSで疎結合化
- ECS ActivityとDeciderをDockerで
- (ry
- ポイント
- 買収により分社化、SaaS専門会社分離
- 売り方を自社で固めてから展開した
- メモ
- 閲覧ユーザ 3,000円/月
- SWF
■まとめ
- ここ数年で増加
- 早期参入が有利
- AWS利用で色々なメリットがあります
- AWSエコシステムの様々な支援が得られる
※当日の生メモです(ほぼ校正していませんm(_ _)m
※登壇者の方の情報など一部 http://www.awssummit.tokyo/devcon/index.html から引用させて頂きました