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【超初心者向け】ラズパイで上手くいかないときはファイアウォールを確認しよう!

Last updated at Posted at 2021-10-29

ラズパイ超初心者の私がRaspberry Piをいろいろといじってたときに意外と手こずってしまった、ファイアウォールの設定についてまとめてみます。
やり方はこの記事で紹介した方法以外にもありますが、超初心者向けということで割愛させていただきます。

環境
本体:Raspberry Pi 4 Model B (4GB)
OS:Raspberry Pi OS (buster / 32bit)

本体:Raspberry Pi Zero 2 W
OS:Raspberry Pi OS Lite (bullseye / 64bit)

1. (急いでいる方向け)今すぐポートを開放する方法

以下の4つのコマンドを入力すると、ポートの開放ができます。
ゆっくりやりたい方は、2.~5.も確認してみてください。

①インストール
$ sudo apt install ufw
②有効化
$ sudo ufw enable

22の部分を開放したいポート番号に置き換えます。

③ポートの開放
$ sudo ufw allow 22
④設定の再読込
$ sudo ufw reload

2. ファイアウォールをインストールする

ファイアウォールは次の手順でインストールすることができます。

インストール

インストール
$ sudo apt install ufw

aptとapt-getについて

以前の方法(apt-get)
$ sudo apt-get install ufw

以前はインストール時にapt-getを使用していましたが、現在はaptが主流のようです。

3. ファイアウォールの有効化・無効化

ファイアウォールの有効化・無効化の方法です。

ファイアウォールの有効化

有効化
$ sudo ufw enable

ファイアウォールの無効化

ファイアウォールの設定が保持されたまま無効化されます。

無効化
$ sudo ufw disable

ファイアウォールをリセットして無効化

ファイアウォールの設定が初期状態にリセットされて無効化されます。

無効化
$ sudo ufw reset

ステータスの確認

ステータスの確認
$ sudo ufw status

ファイアウォールが有効化されていれば次のように表示されます。

表示例
Status: active

4. ポート開放

開放ポート設定

ここでは例としてHTTP通信を行うための80番ポートを開放します。

80番ポートの開放
$ sudo ufw allow 80

sudo ufw statusでステータスを確認してみると、次のように表示されるはずです。

表示例
Status: active

To                         Action      From
--                         ------      ----
80                         ALLOW       Anywhere
80 (v6)                    ALLOW       Anywhere (v6)

設定の適用

設定を再読込して適用させます。

設定の再読込
$ sudo ufw reload

5. ポート削除

ここでは80番ポートのみ開放された状態であるとします。

ルールを指定して削除

80番ポートを削除します。

80番ポートの削除
$ sudo ufw delete allow 80

sudo ufw statusでステータスを確認してみると、次のように表示されるはずです。
ポートを複数許可している場合は、削除したポートのみリストからなくなっています。

表示例
Status: active

設定の適用

設定を再読込して適用させます。

設定の再読込
$ sudo ufw reload

6. よく開放するポート

ここでは個人的によく開放するポートをまとめます。
あれ、動かないぞ?と思ったらポートが開放されているか確認しましょう。

HTTP(80番ポート)

HTTP(TCP/80)
$ sudo ufw allow 80

HTTPS(443番ポート)

HTTPS(TCP/443)
$ sudo ufw allow 443

SSH(22番ポート)

SSH(TCP/22)
$ sudo ufw allow 22

VNC(5900番ポート)

VNC(TCP/5900)
$ sudo ufw allow 5900

7. 更新履歴

  • 2021/10/29
    ・投稿

  • 2022/09/07
    ・微修正

  • 2023/06/24
    ・レイアウトの見直し
    ・内容の簡単化
    ・テストした環境の追記
    ・一部のコマンドを変更

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