目的

サンプルCorDappがどのように動作するのか確認する。

環境

Mac環境。

内容

CorDappとは？

Corda上で動くスマートコントラクトコードのこと。

事前準備

以下のリンクを参考に、JDKとIntelliJ IDEAとGitを導入する。
JDKはCordaが動作するために、IntelliJ IDEAはCorDappを開発するために、Gitはサンプルコードをダウンロードまたは作成したコードを管理するために必要。
https://docs.corda.net/getting-set-up.html

Oracle JDK 8 JVM - minimum supported version 8u171
IntelliJ IDEA - supported versions 2017.x and 2018.x (with Kotlin plugin version |kotlin_version|)
Git

CorDappをGithubからダウンロード

ダウンロードしたいディレクトリに移動してgit clone

$ cd $CORDA_HOME
$ git clone https://github.com/corda/cordapp-example

IntelliJ IDEAでCorDappを開く

IntelliJ IDEAを起動
Openを選択してcordapp-exampleディレクトリをOpen
File > Project Structure > Project SDK > New > JDK でデフォルトで使用するSDKを指定する(Macの場合でてきたHOMEをそのままOpenすればOK,Windowsの場合はC:\Program Files\Java\jdk1.8.0_XXXを指定)
プロジェクトをビルドするためにGradleをダウンロードする。File > Project Structure > Modules > + > Import Module でcordapp-exampleをOpen
import module from external model でGradleを選択しNext > Fininsh > OK を選択し数分待つとGradleがダウンロードされプロジェクトをビルドする

Corda起動

Cordappがインストールされたノードがビルドできた。
続いてCordaノード+CorDappを起動するには、①IntelliJ IDEAから起動②Terminalから起動する方法がある。

①IntelliJ IDEAから起動

右上のボックスでRun Example Cordapp - Java を選択して隣の矢印をクリック

停止するときは赤色の四角をクリック

②Terminalから起動

IntelliJ IDEAから先ほどビルドしたが、Terminalからも可能

$ cd cordapp-example
$ ./gradlew deployNodes
...
BUILD SUCCESSFUL in 1m 7s
10 actionable tasks: 10 executed
$

ノード起動。サンプルではKotlinとJavaで書かれたソース2つを提供してくれているので、以下のどちらかを選択

$ kotlin-source/build/nodes/runnodes
または
$ java-source/build/nodes/runnodes

起動するとターミナルがたくさん開く。Cordaノードのターミナルとwebserverのターミナルが開く。webserverのターミナルでjava.lang.NullPointerExceptionが出るかもしれないが、起動していれば無視して問題ないらしい。

きりがよいので以上。次回はサンプルアプリの説明と動作確認を実施する。
Corda サンプルCorDappを動かしてみる2

まとめ

簡単に動かせるのでぜひ試してみてください。
別記事でCordaのデスクトップアプリDemobenchについても書いています。こちらはGitとかIntelliJ IDEAを導入しなくても簡単に動かせます。

参考文献

QuickStart
https://docs.corda.net/quickstart-index.html

Corda サンプルCorDappを動かしてみる1

目的

環境

内容