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Laravel8以降でModelをjson化するときにaccessorにしてるプロパティを含めたいときの件

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はじめに

LaravelでModelといえばDBと一対一になってることが多いと思うんですが、たまにDBのテーブルのカラムにはないものを出力したいときってありますよね。
例えば住所とか顕著ですかね。

かんたんに一例としてこんな感じの users テーブルがあったとします。

物理名 論理名
id ID bigint(auto_increment)
name 名前 varchar
zip_code 郵便番号 varchar
prefecture 県名 varchar
city 市町村名 varchar
address 番地 varchar

それに対応する class はこんな感じだったりするわけじゃないですか。

App/Models/User.php
namespace App\Models;

class User extends Authenticatable
{

}

そこで、住所を全部表示させるときにbladeなんかにこういう書き方するじゃないですか。

<p>住所: {{ $user->zip_code }}{{ $user->prefecture }}{{ $user->city }}{{ $user->address }}</p>

これが1箇所ならまあ別にいいかなって思うんですが、複数出てくると指がつったりしますよね。
そんなときに accessor という便利テクをLaravelではよく使うことがあります。
DBにはないカラムをさもあるかのように出力させるやつですね。
これはModelに get{架空のカラム名}Attribute() っていうメソッドを追加してやることで実現します。
今回は住所全部なので getFullAddressAttribute() っていうメソッドを作ることにします。

App/Models/User.php
namespace App\Models;

class User extends Authenticatable
{
    public function getFullAddressAttribute(): string
    {
        return $this->zip_code . $this->prefecture . $this->city . $this->address;
    }
}

で、実際bladeに記述するときに

<p>住所: {{ $user->full_address }}</p>

ってやるとうまくいくってやつです。みんなよく知っていると思います。

ただこれ、vueコンポーネントのpropsに

<div id="app">
    <User
        users="@json($model)"
    />
</div>

みたいに雑に渡したいときとかにうまくいきません。まあそりゃ存在しないカラムですもんね。
ただ、accessorもさも普通にあるカラムのように渡してーなーって思うのが人情ってやつですよね。

力技でなんとかするパターン

bladeテンプレートに渡す前にModelをループしてねじ込むという方法があります。

$users = User::all();
if($users->count() > 0){
    foreach($users as $k => $u){
        $users[$key]->full_address = $u->full_address;
    }
}

これでできはするけど……んーーーー、もやもやしますね。

toArrayメソッドをオーバーライドしてどうにかするパターン

いにしえのQiita記事にはこんなのありました。

こちらはModel側のtoArray()メソッドをオーバーライドする一工夫入れるやつです。

App/Models/User.php
namespace App\Models;

class User extends Authenticatable
{
    public function getFullAddressAttribute(): string
    {
        return $this->zip_code . $this->prefecture . $this->city . $this->address;
    }

    public function toArray()
    {
        return array_merge(parent::toArray(), ['full_address' => $this->full_address]);
    }
}

なるほど……とはいえ、こんないかにも普段遣いしたいような機構をFW側で実装してないなんてないよなあ……って気持ちにもなります。

ドキュメントをちゃんと読め

まあ、ドキュメントちゃんと読むと書いてあるんですよね。
https://readouble.com/laravel/8.x/ja/eloquent-serialization.html#appending-values-to-json

アクセサを作成したら、モデルのappendsプロパティに属性名を追加します。

appends......!?

App/Models/User.php
namespace App\Models;

class User extends Authenticatable
{
    $appends = [
        'full_address'
    ];

    public function getFullAddressAttribute(): string
    {
        return $this->zip_code . $this->prefecture . $this->city . $this->address;
    }
}

なんとこれだけでいいのです!
どうもこれ、ドキュメント遡るとLaravel5.1の頃からあった機能のようです。
くっそー、知らんかった! このページ穴が空くほど呼んでたつもりだったのに!

おわりに

まー、Laravelにはまだまだ知らない(気づいてない?)機能が色々ありそうですね!
なんかまた思いついたり見つけたりしたら投稿します!

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