はじめに
Oracle Database SQL(1Z0-071)の試験を受けて、
ORACLE MASTER Silver SQL 2019の認定資格を取得できましたので備忘録として残そうと思います。
ちなみに正解率は91%でした。
私のスキルレベル
業務でOracleを6,7年ほど使用していました。
…とはいえ業務システムで使用する簡単なSQLをたまに書くくらいです。DBAの方は全然です。
ORACLE MASTER系だと所持資格は以下のみです。
・ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11g
勉強方法・時間
- 黒本を読み、知らなかった知識を記録しながら1周する。
- Ping-tの問題をひたすら解く。
- Ping-tで間違えた問題を記録する。
- 黒本の模擬試験、Ping-tの模擬試験をやる。
- 模擬試験で間違えた問題を記録する。
黒本はこれです↓
オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL
記録はNotionに行っていました。
(最近使い始めましたがコレ便利ですね)
勉強期間は3週間ほどでした。
時間は40~60時間くらいかと思います。
初めてのオンライン試験に疲弊
近所にテストセンターがなかったので初めてOnVUEオンライン監督試験という形式で受験しました。
Webカメラで監視されながら自宅のPCで受験するというものです。
受験してみた結果、次回は遠くてもテストセンターで受けようと思いました。
環境づくりが大変だった
不正防止のため、手の届く範囲に物を置いてはいけないようなので片付けに時間がかかりました。
中には風呂場にノートPCを持ち込んで受験する人もいるようですね。
試験直前に周辺環境の写真を撮影して送ったり、
Webカメラを手で持って周辺環境を写したりします。
環境によっては最悪の場合、部屋を替えてくれと言われることもあるようですが私は大丈夫でした。
「携帯電話とゴミ箱をもっと離してください。置き直した場所をWebカメラで写してください」
「PCケースの上に置いてあるものを確認させてください」
など、少々の指示はありました。
試験中の制約が多かった
- 他の人が写ったら失格
- 他の人の声が聞こえたら失格
- 顔がカメラ外に出たら失格
- 口元を手で隠すなどの怪しい仕草をしたら警告。連続したら失格
など試験中の制約があります。
考え事をするときに口を手で覆うのが癖になっているので神経を使いました。
本当はそこまで気にしなくてもいいのかもしれませんが、
もし高額な受験料がパーになったら…と神経質になってしまいました。
首が疲れた
問題のアプリケーションは全画面で表示され、
左上に問題、
右上に問題番号と残り時間、後で見返す用のチェックマーク、
右下に「次へ」「戻る」のボタンがあります。
27インチのモニタを使っていると
アッチを見たりコッチを見たりと視線移動量が多くて結構首が疲れました。
あんまり首を動かしていると怪しいとみなされて注意されるらしいです・・・
問題の文字の大きさは「Ctrl+"+"」で変えられるようなので、
モニタと距離が取れればまだ良いかもしれません。
テストセンターが小さいモニタを使っている理由がわかりました。
↑これらの課題をクリアできる人、気にしない人にはオススメできます。
受験した感想
黒本、Ping-tによく似た問題がたくさん出るだろう、と勝手に楽観的に考えていましたが、
本番は問題文の言い回しなどが違っていて面食らいました。
似た問題は何問か出てきますが、大半は黒本などでは見たことのない問題でした。
でも問われている知識は共通しています。
黒本、Ping-tの問題を繰り返し解き、
各選択肢が正解/不正解である理由が述べられるくらい知識を付けておけば心配ないでしょうね。
おまけ
この資格を取ればSQLに少し詳しくなれるかな?と
勉強を始める前は漠然と思っていましたが、いざ振り返ってみると思っていたより基礎的な部分が多かったです。
基礎を幅広く重点的に、という印象です。
ヒント句などのSQLチューニングとかウィンドウ関数とか出てきてくれると嬉しかったですが
そういった内容はありませんでした。別で勉強するしかないようです。