#ヘキサそろばんによるビットシフト演算
ヘキサそろばんの強みは、計算機のビットパターンをできるだけ忠実に、
そろばんに落とし込んでいるところにあります。
この性質を利用することで、ビットシフト演算を機械的にそろばんで解くことができます。
##例. 0x06 の左ビットシフト
1.まずヘキサそろばんに0x6を入れます
2.最上位ビットに注目し、1ビットシフトします
8のビットが立っていたら次の桁の1に移し、4のビットが立っていたら8のビットに移り、2のビットが立っていたら4のビットに移し、1のビットが立っていたら2に移します。
4.結果 0x06 << 1 = 0x0Cが求まりました
ちなみに右シフトは、最下位ビットから右へ移していくことで同様に計算できます。
2ビット、3ビットシフトしたい場合は、シフト操作を必要回数連続で行ってください。
また4ビットシフトは、16dの乗算となりそろばんのパターンを機械的に次の桁に移していくことで求まります。
例. 0x06 << 4 = 0x60
5ビット以上のシフトは、一度4ビットや8ビットなど分かり易いシフト操作を行ってから、
残ったビットをシフトすることで求まります。