この記事の概要
ORACLE MASTER Bronze DBA 2019を合格するまでにやったこと、反省点、勉強後の感想などをまとめます。これから受けようか迷っている人など、良かったら読んでください。
目次
受けた資格
Oracle Database 19c Certification(ORACLE MASTER Bronze DBA 2019)Bronze
勉強の効果
勉強前のスペック
- DDL、DMLなどのSQLはまあある程度書けるかな
- 業務でStatspackや実行計画を見ることがあるが、あまりよくわかっていない
- DBをどのように導入して、どのような設定をして、どのように管理しているのか知らない
勉強して身についたこと
- Oracleのツール群の名前や大雑把な役割
- 用語
- DCL
- どんな仕組みでデータの管理しているのか
- 大雑把なシステムの構成
勉強して身につかなかったこと
- statspackとか実行計画見ても結局ほとんどわからない
- 実践的な(どんな問題が起きたらどう対処するのかのような)内容は身につかない
勉強方法
以下のような手順で勉強を進めました。
- オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database Fundamentalsを読む(電子版を使用)
- 巻末問題を解くも正答率58%(合格ライン65%)、勘で当たったものも多い状態
- 間違えた問題の分野を見直すがなかなか覚えられている実感が得られず
- 暗記に特化した勉強に切り替えるため、本をもう一周読み飛ばしながら用語を自分流に図示して整理
- 同じ巻末問題を解く → 間違いを復習し、88%、95%と正答率アップ
- 公式の模擬試験(15問だけ)を解く
- 試験を受ける
電子版の書籍について
初めて電子書籍(Kindle)で勉強しましたが、メリットとデメリット両方あるなあという印象です。
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メリット
- 文字列の検索ができる
- 拡大/縮小ができる
- 物理的な場所をとらない
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デメリット
- 書き込めない(メモの追加やマーカー引いたりはできる)
- ちょいちょいアプリが落ちる(めちゃくちゃストレス)
- 同じページなのにレイアウト変わったりするので、イメージとして記憶しにくい
「自分流に図示して整理」について
diagrams.netを使って、以下のような図を作りました。(※自分の勉強用メモなので、間違いなどあるかと思います。あくまで「こういう勉強をした」という紹介として見てください。)
本を前から順番に読んでいくと、最初に出てきた概念と最後に出てきた概念に関係があっても気付きにくいのですよね。
でも図としてどんどん書き足していくようにすると、「あ、これは前に出てきた○○と近いものなのかな」とか、「別の分野の話だな」みたいに、それぞれの関係性がわかりやすくなりました。
また、Oracleの試験では処理の順番などの知識が必要な問題も一定数ありますが、図のどこからどこに矢印が向かっていたかをぼんやり覚えているだけでも、結構思い出しやすい気がします。
模試について
「ちゃんとした模試1つしかやっていないの?」と思うかもしれませんが、1つしかやっていないです。ちょっとググってみたところ、oracleの試験は基本的に過去問を公開していないみたいなんですよね。
追加で本を買うのもなんだかなぁとお金をケチったので、1つの模試を周回しました。
Oracleの環境を用意したかどうか
用意していません。なので手元で触ってません。「いや、用意しろよ!」という感じなのですが、これもちょっとググって、無料でやる方法が見つけられず、ケチって座学のみで勉強しました。
触れるなら絶対触った方がいいですが、手っ取り早く知識だけ入れてとりあえず合格したいなら、まあ無くてもなんとかなりますという感じですかね。
結果
タイトルにある通り、84%で合格でした。70問中59問正解ということになりますね。
「模試1個で受けているのでこんなもんか」という気持ちと、「11問も間違えてんのかぁ」という気持ち半々です。
振り返り
本の1周目を終えた時点では正直ほとんどのことが理解できていない状態でした。
やはり2周目で試した「図にしてみる」という方法が自分の中では比較的効率が良いと感じたので、少なくとも本などで知識をつけるときは今後1周目からやるようにしたいと思いました。
また、改めて調べなおすと、無償でoracleを使うこともできそうなので、もっと最初にちゃんと調べた方が良かったです。