はじめに
初めまして、DMM WEBCAMP2022年1月生(難波校)です。
今回、DMMWEBCAMP(以下DWC)を4ヶ月間受講しての感想を忖度なしに綴りたいと思います。
今後受講しようと悩んでいる方や、現在受講していてどのようにステップアップしていくものなのか等を知りたい方向けにお伝えできたらと思います。
何よりDWCには大変お世話になり、僕が無事転職できたのもDWCの手厚いサポートがあったおかげです。
ですので感謝の意も込めて今回投稿することに決めました。
あくまで個人的な意見の一つとして捉えていただくようお願いいたします
自己紹介
まず初めに私の簡単な自己紹介からさせて頂きます。
2014年3月文系大学卒業後、新卒として某携帯代理店に正社員で就職。
2021年12月までの7年9ヶ月間従事し、内3年9ヶ月は管理職をさせていただいておりました。
退職後すぐにDWCを受講することに決め、2022年1月〜4月までの4ヶ月間学習に励み、5月から就職活動を初め大阪のITベンチャー企業へインフラエンジニアとして転職することができました。
ん?バックエンドの勉強してるはずなのにインフラ?
と思う方もいるかもしれませんが、私としてはかなり前向きに自らインフラを志望して転職活動に取り組みました。
入校前
受講をする前に、事務局の方と面談があります。
期間内でどういった学習をするのか、転職活動はどういったサポートを受けれるのか、真摯に対応していただけます。
ただ、全員が受講できるわけではなく定員もありますし、転職のサポートが満足にできない可能性のある方(転職歴が以上に多い方)などはお断りされる可能性があるみたいです。
入校
1ヶ月目
【進級条件】
- 課題3つ合格
- 160時間以上の学習
1ヶ月目はGitHubでソースコードの管理、HTML,CSSといった基本的なフロントエンドのコーディングの仕方、レスポンシブ対応の方法を学びます。
その後、バックエンド言語であるRuby、フレームワークのRuby on Railsの学習に移ります。
プログラミングを全く触ったことのない人からすると、ここから一気に難しくなります。この先ついていけるか不安になります。
でも大丈夫です。メンターさんもついていますししっかりと復習しながら進めていくと必ず理解できる日が来ます。
わからないからと言って理解するまで同じことをやり続けるのは正直お勧めしません。先に進むにつれて前に分からなかったことが自然とわかるようになってくることがほとんどです。課題提出期限もありますし、時間は限られているのでどんどん前に進めましょう。
2ヶ月目
【進級条件】
- 応用課題提出(合否なし)
- ECサイト作成(チーム開発)
- 160時間以上の学習
2ヶ月目の前半は1ヶ月目に学んだことを応用させて課題に取り組みます。
カリキュラムがないので自身で調べて進める必要があります。
メンター質問ができない課題もありますので、自走力が試される課題となります。
ネット検索すれば答えのようなものがたくさん出てきますが、コードを丸写しするのではなくどういう意味なのか考えながら進めましょう。後々苦労することになります。
後半はチーム開発です。
3〜4人1組になってECサイトを作ります。
1から設計、要件定義を自分たちで行います。めっちゃ大変でした。笑
コードを書くのが難しくなるのはもちろんですが、GitHubの活用がここで一気に難しくなります。
全員で一つの作品をつくるので、同じところを編集してエラーみたいなの(コンフリクトといいます)が出たりします。ただ内容を理解すればとても便利なものですし、実務でも絶対に使う内容なので分からないで済ませなようにだけしましょう。
そして何より大事なのは、チームメンバーとのコミュニケーションです。
これができていないとスムーズに進めることは困難だと個人的には思います。
わからないことはお互いをフォローし合い、個人の進捗報告をこまめに行うことで全体の把握も容易にできます。
もちろん技術力、理解力に個人差はあります。それを理解した上でチームメンバーには最大の敬意を払いましょう。きっといい関係を築け、いいものが作成でき、自身の成長へと繋がると思います。
3ヶ月目
【進級、卒業条件】
- ポートフォリオをデプロイ
- 160時間以上の学習
3ヶ月目は一番の鬼門ポートフォリオ制作です。
進級、卒業条件と書いたのは、3ヶ月目でカリキュラムを終了する方もいるからです。
そちらの詳細は面談の際に説明があったり、HPに記載があるのでご自身でご確認ください。
ポートフォリオではチーム開発でメンバーで協力した要件定義も一人でしなければいけません。何よりテーマを自身で決めないといけないのでここが決まらないと何も進みません。
この記事を見られているまだ入校していない方、まだポートフォリオフェーズに入っていない方はテーマをあらかた決めておいて学習しておくことをお勧めします。
時間は有限なので効率よく開発するためにあらかじめ考えておきましょう。
ポートフォリオフェーズで一番辛いのはメンター質問できる時間が1、2ヶ月目より圧倒的に少ないことです。
分からないことがあっても質問できる時間じゃないから解決できないなんてことはザラです。
1,2ヶ月目のうちに分からないことはどんどん聞いていきましょう。メンターを活用しないのは非常にもったいないです。
4ヶ月目
【卒業条件】
- AI教養コース:課題合格
- クラウド教養コース:課題合格
4ヶ月目は選択式です。
私はクラウド教養を選択しました。
ここでの学習がインフラエンジニアを志望するきっかけとなりました。
内容としては、AWSのサービスを使用して
Webアプリケーションを運用するために出来ることを学ぶと言ったところです。
3ヶ月目でAWSを使ってデプロイをしますが、その内容をもう少し深掘りした内容が課題となっています。
かなり専門的な用語がたくさん出てきます。サーバー、ネットワーク、クラウドの基本的な知識がないとかなり分かりにくい内容になっていると感じました。
カリキュラムだけでは到底理解できないので書籍やUdemyなどを活用して学習するとかなり分かりやすくなると思います。
最初は本当に難しかったのですが、学習していくうちにサーバーやネットワーク周りの知識がついていくのが楽しくて気付けばコードを書くのをそっちのけでインフラ周りを学んでいました。
インフラはweb開発、運用においてなくてはならない存在です。さらに今はクラウドが主流になってきてその流れが今後加速することが明確なのでそっちの方面で役に立ちたいと考えるようになりました。
私がこの章を理解するにあたって別途学習した書籍を共有しておきます。全てDWC卒業生から教えていただいたものです。
課題が合格できたら全ての要件を満たし卒業することができます
キャリアサポート
この3〜4ヶ月の間に担当のキャリアアドバイザーさんと面談、自己分析、書類添削、業界分析など準備を並行して行っていきます。
正直、キャリアアドバイザーさんがいなかったら職務経歴書や業界理解、自己分析が完成度の高いものにはならなかったので本当に感謝しています。
その中でも 「自己分析」 はかなり大事です。
エンジニアになりたい理由は人それぞれだと思いますが、多くの人は「給料がいいから」「自由な働き方ができるから」などと言った理由が入りとしてあるかもしれません。入りはそれでいいと思いますが、それが実現できるとしてそのさらに奥にある本質的な欲求を知ることでブレない軸を定めることができます。
自己分析という言葉を使っていますが、個人的には 「自己認識」 と言った方がしっくり来ます。なぜエンジニアになりたいのか、エンジニアになって何がしたいのか、自由な働き方をして何がしたいか、給料をたくさんもらって何がしたいか、想像することは山ほどあります。しっかりと自分を 「認識」 しましょう。
面接で何も物おじせず堂々と答えれるようになるはずです。
転職活動
転職活動はキャリアアドバイザーさんと二人三脚で行います。
転職活動方法は2種類あります。
- 書類選考を全てキャリアアドバイザーさんに委任する
- 紹介可能な求人を提示してもらって、選考に進みたい企業を自ら選ぶ
ほとんどの方は前者を選択するのではないかと思います。
全てキャリアアドバイザーさんに委任はしますが、NG条件を初めに出すことができます。この条件ならエンジニアにならない方がいいと言ったことを事前に伝えておくことで、そこに当てはまらない企業様へ応募を順次出していくと言った流れです。
キャリアアドバイザーさんへ全て委任して転職活動をやり切るのもいいですが、個人で活動することもありだと思います。
私自身がキャリアアドバイザー経由ではない企業への内定を頂いたので参考にしてみてください。
私が利用したのはWantedlyです。
キャリアアドバイザーさんは数をあたってもらって、個人活動の方は厳選して応募していくという形をとるのがいいと思います。
ただ、Wantedly経由で応募する企業とキャリアアドバイザーさんが応募する企業が被ってしまうのはよくないことだと思うので、個人でどの企業に応募するのかはしっかりと伝えるようにしておきましょう。
Wantedlyにはスカウト機能があります。企業側が個人のプロフィールを確認しカジュアル面談のお誘いをしていただけることがあります。
中にはろくにプロフィールを見ずに適当に送ってきてるなーというスカウトもあるのですが、しっかりと中身を見てスカウトしてきてくれる企業もあります。
カジュアルな職務経歴書みたいなものなので、プロフィールは充実させておきましょう。
この方法で私は希望する大阪でインフラエンジニアへ転職をすることができました。
余談ではありますが、入校前にDWC側から
「30歳で未経験で紹介できる求人が東京のみになりますがよろしいですか?」
と伝えられました。
それを伝えられたのは11月で、4月になったら大阪の求人も増えるだろうと思い
「大丈夫です」
と返信しました。
しかし、いざ転職活動をするとなった時にキャリアアドバイザーさんから聞いた関西の応募可能求人数はわずか7社でした。
しかも大阪に支社があるだけで実際の応募求人は東京といった内容も含まれていました。
未経験というだけでも茨の道なのに30歳になるだけでその門がさらに狭くなるということを思い知らされました。
私が大阪で転職成功したのはかなりラッキーだとは思うのですが、自分で活動領域を広げて動くことはしておいて損ではないと思います。
受講中にやっておいた方がいいこと
個人的にやっておいて良かったと思うことをお伝えします。
- TwitterでのDWC生(特に卒業生)との交流
- 卒業生が主催している勉強会等に参加(Twitter経由)
いや、勉強した方がいい内容じゃないんかい!
と思われた方が多いでしょう。
正直に申し上げると、私はコードへの理解も技術力も同期より優れているとは思いません。
もっとすごい人たちなんてたくさんいたので、今そこで勝負しても仕方ないと思っていました。
せっかくTwitterで在校生、卒業生とコミュニケーションが取れるのだから可能な範囲でコンタクトを取り積極的にリプライなどを送ったりしていました。
そこで得られる情報は、カリキュラムでもガイダンスでも得られない生の声です。
特に卒業生からの意見はとても貴重です。DWCを卒業して働いている先輩方の意見はカリキュラムで学ぶこと以上に大切なことがあったりします。
転職活動、面接のアドバイス、学習内容、勉強会の紹介など、ただ勉強しているだけでは得られない情報がたくさんあります。
そして、卒業生の方は皆さん本当に優しいです。
少なくとも私が関わっている卒業生の方は人格者の塊でした。
本当に力になってモチベーションも上がりましたし、何より転職成功することができました。
さいごに
拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
私は技術力は皆無なので、技術的なお話は特にできませんでしたが少しでも参考になれば嬉しく思います。
私は同期、卒業生、DWC運営など多くの方に助けられました。
DMM WEBCAMPは完全オンラインで一人での学習が多いと思いますが、たくさん支えてくれる人はいます。
困ったら誰かに助けを求めてもバチは当たりません。その分恩返しをすればいいと思います。
私も先輩方にしていただいたように、今のDWC生に何かできることがあれば力になりたいと思っています。
そして、1日も早く立派なエンジニアになって社会の役に立てるようにこれからも頑張ります。
繰り返しになりますが、最後までお読みいただきありがとうございました。