grapswizさんのこちらの記事で、MacでのGAE/GのプロジェクトをIntelliJ IDEA Community Editionで作成できるようにする方法が紹介されてます。
Ultimateでしか出来ないと思っていたところに光明が!!と思いLinux環境(LinuxMint 16 x64)で同じようにやるとうまく行かなかったのですが、grapswizさんに手伝ってもらいながら解決しましたので同じようにまとめておきます。
IDEAの導入
これは普通にLinux用のパッケージをDLして展開するだけです。
Google Cloud SDKの導入
Mac版ではこれでいいんですが、Linuxではlinux用のGoogle Cloud SDKをダウンロード、インストールした後、
gcloud components update gae-go-darwin-x86_64
ではなく、
gcloud components update gae-go-linux-x86_64を実行してください。
gcloud components update gae-go
で良いです。
SDKのインストールの途中で言語を選ばされたときにGoを選んでいれば最初から入っています。
IDEAにGolangプラグインを導入
これは元記事と変わりません。こちらのDropboxからプラグインのjarをDLします。複数あるときは更新が新しい方にすればいいと思います。
導入はPlugins>Install plugin from disk...で。
環境変数の追加
ここがミソでした。まずターミナルの設定ファイル(.bashrcもしくは.prifile、.zshrcなど)で、GOROOT
とGOPATH
の2つの環境変数をexportします
# GOPATH:作業ディレクトリ。空でよい
export GOPATH=$YOUR_GO_WORKSPACE_DIR
# GOROOT:GAE/Gで用いるGoのrootパス
export GOROOT=$GC_SDK_DIR/platform/google_appengine/goroot
GOPATHはhome以下などに適当に作業用のディレクトリを作ってあれば空でいいです。
GOROOTは、google-cloud-sdkを展開したディレクトリのパスを$GC_SDK_DIR
に使ってください
次に、これと同じ値になるように、/etc/environment
にも環境変数を追加します。
Ubuntu系ならsudo gedit /etc/environment
とかで編集できると思います
PATH=...
GOPATH=$YOUR_GO_WORKSPACE_DIR
GOROOT=$GC_SDK_DIR/platform/google_appengine/goroot
ここまでかけたら、環境変数を読みこませるために一度マシンを再起動します。
IDEAを起動してSDKを追加
IDEAの起動画面からConfigure>Project Default>Project Structureで、SDKを追加します
+
ボタンからGo AppEngine SDK
を選択。フォルダ選択ダイアログから、$GC_SDK_DIR/platform/google_appengine
を選択します。GOPATHとGOROOTが正しく宣言されていればこれでSDKが追加されます。
あとは新しいプロジェクトを作るときにこのSDKを選択すればいいだけです。
ようやく環境が作れたのでgrapswizさんとgolangプラグインメンテナの方々に感謝しながらGAE/Gを始めようと思います。みなさんもぜひ!