という旅行ではなく
仕事でパキスタンに出張することとなった
恐らく最初で最後だし、移動中に暇だったのでメモがてらレポートを書いてみた。
※技術的内容は全くありません。
はじめに
そもそも、パキスタンってどこやねん...
場所
行き方
今回パキスタン南部、最大都市のカラチに行った
日本から直行便は無いのでタイ航空でバンコクまたはエミレーツ航空でドバイ経由のどちらかとなる
スケジュールの関係で前者のルートだったが行きはバンコクで乗継ぎ10時間待ちとなり
それはそれで大変だった…
バンコク(スワンナプーム空港)で時間の潰し方については別記事にする。(暇があれば)
治安、、、
まぁ良くはない
当初3月初旬に訪パ予定であったがインドとの国境紛争の影響で前日にキャンセルになった
パキスタンの空港は全面閉鎖な上に、民間機はパキスタン上空飛行禁止というのだから手の打ち用がない
その後も突如欠航する日が続きフライトが安定するまで延期となっており、結局その後も1度延期となり今になった。
着いて早速
終わった。話
現地の移動車で運転手付きというのは海外では一般的であるが、
運転手+武装した警備員というのがパキスタンのスタイルだとジェトロの記事を予め読んでいた
しかし、実際は空港で迎えてくれたのは運転手と先方のローカルスタッフだけでセキュリティーサービスはおらず
やはりネット情報だけでは、あてにならないと思い
しばらく走っていた
、、、
すると空港の敷地を出た所で道路脇から銃を手に持った人が車に向かって走って来るのだ…
えっ撃たれるヤバイ…パキスタンに着いて早速かなり焦る。
そして助手席に乗り込んでくる…えっ;
と思うと実はこの人がセキュリティーサービスの武装した警備員だった。
我々の顔を確認して手には剥き出しの銃を持った人が助手席に座っているのだ
物騒だが、まぁすぐに慣れる。
にしても普通に道端から走って登場されると驚く
バンでの移動だったが後部座席は窓にカーテンをして中が見えないようにするなど
ジェトロの記事に書いている通りだった。
アルコール事情
パキスタンと言っているが、正式名:パキスタン・イスラム共和国
国名からも分かるようにイスラム教徒の国で
国内はアルコール禁止だ、もちろん国外からの持込みも不可(外務省のサイトにも明記されている)
持込み物の検査として空港で手荷物を受け取った後にX線検査があるんだが、、
実際は税関で荷物タグの控えを渡せばスルーできる
実は先方に頼まれていたウイスキーを隠し持っており無事に持ち込めた\(^o^)/
タグだけ渡して何食わぬ顔して通り過ぎると良い!
Red Channelが検査対象レーンで、奥側のGreen Channelを通れば検査をスルーできる。
乾杯
ジェトロの記事にも記載されているホテルに宿泊した
ホテル内のレストランであれば持ち込んだアルコールをスタッフ黙認で飲める
ただし店内角のテーブルで周りの客に見られないようにコソコソ飲む感じ
水飲み用のワイングラスが置いてあるが
専用のロックグラスに注いで飲まなければいけない
現地駐在の方に、恐らく我々が持ち込んだウイスキーと同じルートで入手したであろう缶ビールを頂いたが
日本だと簡単に手に入るビールをこれほど貴重に感じたことはない
350mlをありがたく頂いた
ちなみに間違えてワイングラスに注いで飲んでいるとスタッフに忠告された。
豚肉とポルノと夫婦事情
イスラム教なので豚肉は食べない。
ただ、インドと違い牛肉は普通に食べる。
食事はインドと同じように香辛料の効いたカレーが多いがビーフもある。
アルコール、豚肉に並んでポルノも禁止となっている
スマホが普及しており、電波も普通に4Gで入る。(simについては別記事)
絶対にアダルトサイト見てるだろw
と思ったが、中国の金盾の様な検閲システムがあるっぽい...
イスラム教と言えば一夫多妻制でもあるのだが、
最近は一夫一妻であることが多いそうだ
裕福な人が多くの女性を養うためだそうだが、実際に裕福な人はそんなことしないようだ
こんな状況で娯楽というものは、ほぼ無に等しい。
タバコは禁止ではないため屋外では普通に吸っているが高級な嗜好品のようだ
お祈り
そうそうイスラム教と言えば1日5回お祈りがある。
空港の待合室でもお祈りされていた。
しかし、まぁそんなことしていると仕事にならないので
実際には、そんなにしていない。というか全くしていない人もいると思う。
訪問した会社でも午前、午後と昼休憩+お祈りの時間があったが
実際にお祈りしている人はいなかった
金曜礼拝があるので、金曜日は15時に終業となっていた。
ホテルのクローゼットにお祈りセットが置いてあったのも印象的だった
お祈り用のマットとコーランが置いてある。
東横インにある聖書と同じ様な感覚だろうか
اردو
公用語はウルドゥー語だが、ホテルや空港、企業のリーダークラスの人は英語は話せる
街中でもアラビア文字に英語が併記されているため、特に問題ない。
ただ、インド訛りの英語は慣れない。
街並み
ホテル周辺は高い建物もあるが、少し外れると図鑑で見たような街並みだった
バイクと自動車が4:6くらいのイメージでトゥクトゥク以外は日本車(軽自動車が多め)
運転は男性しかしていない。
(というか、そもそも外で女性を見かけることが少ない)
日本と同じく右ハンドルの左側通行
信号がほとんど無くて、大きめの交差点は警察が手信号している時もあるが、何も統制するものがなければ
皆が我が道を行く感じ
よくあるアジアの国で見る光景だが、パキスタンはその上を行っているように感じた。
ラッシュ時はすごく混む。
我々が乗っていた車の運転手が、割り込んできた車にキレた時は一番焦った。
セキュリティーサービスの人が運転手をなだめるという異様な光景だった。
カラチは海が近いので浜辺にも行った、、、
が、写真には写らなかったが砂が舞っており、目に入るのでとても海を見れる状況ではなかった。
現地の人はラクダの様に長いまつげで問題ないようだ
海水浴をしている人も、結構いたが日本人のように泳いだりすることはなく、
少し足を浸ける程度
ホテルのロビーでマンゴーを売っていた。
入れ物ごとに品種が異なり、種類が豊富であることが分かる。
街中でも、ロバに荷台を引かせてマンゴーを売っていた
遊牧民っぽい人たちがラクダに餌を与えていたのも印象的だった
さすが砂漠の地域、街を外れたら一面砂漠が広がっている。(鳥取砂丘なんてレベルじゃない)
さいごに
テロで治安が悪く怖いイメージがあるが、一般市民は穏やかで、おもてなし精神が溢れている印象だった。
元々同じ国だったこともありイスラム教のインドというのがイメージに近い。
あまり写真を撮らないほうが良いと聞いていたので最初は恐る恐る写真を撮っていたが
スマホが普及しており、みんな普通に写真を撮っている。
ただ、やたらめったら写真を撮る感じではなく仲の良い人同士で撮るのが多いし
食事中は撮らないのがマナーのようだった。
帰りの飛行機で隣に座っているパキスタン人が普通に赤ワインを頼んで飲んでいた。