SourceTree のカスタムアクションという機能を使って、コミットしたファイルをエクスポートする設定方法です。
SourceTree のカスタムアクションの設定
SourceTreeには、カスタムアクションというユーザーがオリジナルで機能追加できるものがあります。
設定ファイルのダウンロード
以下のGithubに、rubyで書かれたソースが公開されています。
まずはこちらを、ダウンロードします。
https://github.com/yukku0423/git-export-tools
ダウンロード方法ですが、Githubを使い慣れない人は右下に__【Download ZIPボタン】__があるので、そちらからダウンロードすればOKです。
解凍すると以下のファイルがあると思います。
- git-export-diff.rb
- git-export-deleted.rb
- git-export-copy.rb
- git-export-config.yml.sample
- README.md
今回使用するのは、__【git-export-diff.rb】__ファイルです。
このファイルを任意の場所においてください。
SourceTreeから読み込むことになるので、邪魔にならないところであればどこでもOKです。
カスタムアクション設定
メニューの、
SourceTree > 環境設定 を開くとカスタムアクションのタブがあるので開いてください。
設定ですが、各項目は次のようになります。
-
メニューキャプション
カスタムアクション名になります -
実行するスクリプト
git-export-diff.rbを読み込んでください -
パラメータ
【$SHA】を記述してください
これでカスタムアクションの設定は完了です。
使い方
コミットログ上で右クリックしてメニューを出すと、カスタムアクションという項目があります。
そこに先ほど設定した名前でアクションが登録されているので、選択するとコミットファイルの一覧がエクスポートされます。
エクスポート先ですが、プロジェクトディレクトリと同階層に、下記の命名ルールで格納されています。
【プロジェクトフォルダ名-ブランチ名-コミットID】
エクスポートイメージ(上記キャプチャの例)
-
プロジェクトフォルダ構成
src
└develop
└XXXX
└… -
エクスポート結果
src
└develop
└プロジェクトデータ一覧…
src-master-8c8aaf8 ←エクスポートされたデータ
└develop
└コミットファイル一覧…
以上です。
あとは実行したいときにいつでも使えるようになっているので簡単に実行できます。
また、この機能を活かすためにも、コミットの仕方なども気を配りたいところですね。