#Androidアプリケーションが開発したい!
Androidアプリケーションは、環境さえ整えれば誰でも無料で開発することができます。
Playストアにリリースするときも25ドル(USD)の登録料(初回のみ)を支払えば可能になります。
アプリを自作して端末で使う!
今はPCとネット環境さえあれば誰でもできるよ!
#環境構築
統合開発環境は、環境構築が大変重要な手順となってきます。
そのため、
環境構築は丁寧にやってください。
#今回使用した環境
以下の環境でこの記事を書いてます!
- Windows8.1
- JDK7
- Android Studio 1.5
#さっそく導入してみよう
##0.導入する前に
PCがシステム要件を満たしているかを確認します。
大抵は満たしていると思いますが、型の古いPCを使用されている場合は満たしてないかもしれません。
システム | 要件 |
---|---|
OS | Microsoft(R) Windows(R) 8/7/Vista/2003 |
メモリ | 2GB以上、4GB以上を推奨 |
HDD | 400MBの空き容量のあるハードディスク。プロジェクトの大きさによってはもっと必要です。(10GBくらいは空けようね!) |
画面解像度 | 1280×800以上 |
JDK | 7(8でも可) |
##1.JDKのダウンロード、インストール
Androidは、Javaと呼ばれる言語で記述されています。
そのJavaで開発するためのいろいろなツールが入ったものをJDKと呼びます。
そのため、Androidアプリケーションを開発するときは、JDKが必須となります。
こちらからダウンロードできます。
現在はJDK8が最新版となってます。
システム要件ではJDK7が推奨されていますがJDK8でも問題ないと思います。JDK7の公開止まってるからね!
OSのビット数に合わせてダウンロードします。(32ビットか64ビットか)
JDKと書かれた下にとありますので、クリックして次に進んでください。
各OSに合わせたJDKの一覧が出てきます。
今回はWindowsですので
32ビット版のOSの場合は
Windows x86
64ビット版のOSの場合は
Windows x64
をダウンロードします。(リンクは名称の右側にあります)
ダウンロードしたら、適宜インストールしてください。
過去に古いJDKをインストールし、
残っている状態ならば古いJDKはアンインストールすることをおすすめします。
パスの設定次第では干渉してきます。
##2.Androud Studioのダウンロード、インストール
次にAndroud Studioをダウンロードしましょう。
こちらからダウンロードできます。
利用規約に同意し、ダウンロードボタンを押すとダウンロードが開始されます。
容量は約1.1GBです。
ダウンロードが完了したら、インストールしていきます。
Nextボタンを押し続けていくと
Select components to install
という項目が出てきます。
これは、セットアップすると同時にインストールされるコンポーネントをどうするか聞いています。
特に何も考えていなければ、すべてにチェックをつけて次に進みます。
利用規約に同意しつづけ、インストール先のディレクトリを指定した後、エミュレータのメモリの最大使用範囲を聞いてきます。
これはPCのメモリの容量次第で決定してください。
8GB積んでいる場合は2GBくらいがちょうど良いです。(あくまで経験論だよ!)
さいごに、Installボタンを押してインストールを開始します。
インストールすると大体4GB使用します。
これで基盤が揃いました。お疲れさまでした!
#SDKのインストール
SDKとは、ソフトウェアを開発するためのキットです。
Androidアプリケーションを開発するためにも、SDKが必要です。
さきほどのインストールで最新版のSDKは既にインストールされています。
このままでも開発ができますが、最終的にはターゲットとする端末のAndroidのバージョンに合わせる必要があります。
多くの端末に対応させたい!!
という場合は、バージョンが低めのSDKで開発すると良いでしょう。
過去のバージョンのSDKを利用する場合は、さっそくインストールしてみよう!!
Android Studioを起動すると、Quick Startという画面が出ると思います。
Configureをクリックし、SDK Managerと進んでいきます。
進んでいくと、バージョン一覧が出てきます。
API Level 17(Android 4.2.2)にチェックを入れます。
Android4.2.2は約3年前のバージョンです。(2016年2月時点)
携帯端末は2~3年単位で機種変更する傾向がありますので、Android4.2.2がベターだと決めました。
チェックを入れたら、OKをクリックします。
同時にインストールもされるため、完了するまでお待ちください。
他にもSDKのバージョンはありますが、たくさん入れても問題ないです。(容量は結構使いますが)
あとは自身のアイデアで開発するだけです!
ここまでお疲れさまでした。
#おまけ:環境構築ができているかを確認する
環境構築が正しくできているかを確認したい場合は、読み進めてください。
##1.プロジェクトを作成する
Android Studioを起動し、クイックスタート画面を出します。
Start a new Android Studio projectをクリックします。
Application nameには、アプリケーション名(日本語は控えてください)を入力します。
Company Domainは、特に指定がなければデフォルトのままで良いです。
Project locationには、プロジェクトを保存するディレクトリを指定します。
アプリケーション名は"HelloWorld"としました。
王道のやつです。
つぎに、ターゲットとするAndroidバージョンを聞かれますので、設定していきます。
Minimum SDKでは、ターゲットとするAndroidバージョンで一番低いものを選択します。
今回はAndroid4.2.2(API Lv17)としておきます。
進めていくと、アクティビティの種類について問われます。
これは、作成するアプリケーションに応じて適宜選択してください。
今回はEmpry Activity(空のアクティビティ)を選択します。
選択したあと、Activity NameとLayout Nameを聞かれます。
分かりやすい名前を付けてあげてください。
今回はそのままでいきます。
進めていくと、プロジェクトが作成されます。
##2.簡単なコードを書いてテストしてみる
プロジェクトを作成し、あとはプログラムを書くだけとなりました。
初めての環境でアプリケーションを開発するとき、
Hello World!
を表示して幕を開ける風習がありますが、実はAndroid Studioでプロジェクトを作ってすぐに実行すると"Hello World!"と表示されます。
先を読まれている……これでは儀式ができないじゃないか……
ということなので
Hello World!
ではなく
Howdy!
と表示したいと思います。
Howdy!(やあ!)は、個人的に好きな挨拶です。
##3.xmlファイルを編集する
ProjectName/app/res/layout に、
activity_main.xmlというxmlファイルがあります。
Designタブで開かれている場合は、Textタブで開いてください。(画面下部)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelativeLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:paddingBottom="@dimen/activity_vertical_margin"
android:paddingLeft="@dimen/activity_horizontal_margin"
android:paddingRight="@dimen/activity_horizontal_margin"
android:paddingTop="@dimen/activity_vertical_margin"
tools:context="com.example.rao.helloworld.MainActivity">
<TextView
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Hello World!" />
</RelativeLayout>
ここの
android:text="Hello World!"
を
android:text="Howdy!"
に変更します。
##4.実行!
プログラムの準備はできました。
さっそく実行してみましょう!
Shift+F10でDevice Chosserが開かれます。
今回はエミュレータで実行テストしてみます。
しかし、デフォルトのエミュレータは割と重いです。
実機を接続して開発を行った方が高速かつ効率的です。
今回はただ文字を表示するだけなので、デフォルトのエミュレータを使用します。
エミュレータで実行する場合、AVDを設定する必要があります。
AVDとは、Android Virtual Deviceの略で、Androidの仮想デバイスのことです。
Launch emulatorにラジオボタンを選択し、...をクリック。
クリックするとAVDマネージャが起動します。
Create Virtual Deviceをクリックすると、デバイス一覧が出ます。
Nexus5あたりを選択しておきましょう。
あとは登録したAVDを選択して実行します。
前述した通り重いので起動に時間がかかりますのでしばらくお待ちください。
AVDが起動して"Howdy!"と表示されたら成功しています。
もし、エラーなどが出たりしたら途中で手順を間違えている可能性があります。
これで準備は万全です!
便利なアプリ、お手軽なアプリ、ゲームアプリ、いろいろなものが作れます!
いろいろなものを作ってみましょう!!
ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます!