今回やること
UbuntuのNTPでの時刻合わせを社内に設置されたNTPサーバーで設定します。
職場で難儀している人がいたので、教えるついでに以下のように作業手順をまとめました。
環境
- Ubuntu 20.04 LTS
- 社内プロキシ認証サーバによって、インターネットに出ていく通信は制限されている社内ネットワーク
- 社内NTPサーバは
hogehoge.local
とする
作業手順
-
timesyncd.conf
を編集
$ sudo vim /etc/systemd/timesyncd.conf
- 末尾に
hogehoge.local
を追記
# This file is part of systemd.
#
# systemd is free software; you can redistribute it and/or modify it
# under the terms of the GNU Lesser General Public License as published by
# the Free Software Foundation; either version 2.1 of the License, or
# (at your option) any later version.
#
# Entries in this file show the compile time defaults.
# You can change settings by editing this file.
# Defaults can be restored by simply deleting this file.
#
# See timesyncd.conf(5) for details.
[Time]
#NTP=ntp.nict.jp
#FallbackNTP=ntp.ubuntu.com
#RootDistanceMaxSec=5
#PollIntervalMinSec=32
#PollIntervalMaxSec=2048
NTP=hogehoge.local ←追記
- timesyncdの再起動
$ systemctl restart systemd-timesyncd
- 同期されているか確認
$ timedatectl
Local time: 金 2023-05-26 14:41:56 JST
Universal time: 金 2023-05-26 05:41:56 UTC
RTC time: 金 2023-05-26 05:41:56
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
NTP service: active
RTC in local TZ: no
これでOK。
公開NTPについて
ちょっと話はズレますが公開NTPサーバといえば、福岡大学のものがあります。
そういや結構前にNTPサーバの公開をやめるやめないの話があったなーと思い出しました。
実情はどうなっているんだろうと公式ページを見てみたところ、「将来的には本サービスを停止」することに致しました。と具体的なスケジュールは未定ですが、公開停止が決まっているみたいですね。
これを機にネットワーク機器のNTPの同期先を見直したほうがいいかもしれませんね。1
-
他の公開NTPサーバーはNICTやMFEEDのものがあります。法人での利用には事前申告などが必要だったりするので注意。 ↩