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分離型のコンパクトなキーボードlet's split(レツプリ)を組み立てた話

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この記事は富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2017の22日目の記事です。

21日目は @tily さんの [HR-Tech] 社員のプロフィールと会社の歴史を共有するためのマイクロサービス Profistoryでした!

「この技術って誰に聞けばいいのかなぁー」と悩むことがよくあるので、社内への試験導入が待ち遠しいです…!


はじめに

エンジニアにとってキーボードは無くてはならない存在じゃないでしょうか?また、キーボードも様々な種類があり、エンジニアの個性がでてくる部分かと思います。

最近ふと、「そういやキーボードを自作したことがないなぁ〜。」と思い、会社の先輩 @clutter さんと共同購入し、初めて自作したキーボードlet's split(レツプリ)を紹介したいと思います。


let's split(レツプリ) とは

FullSizeRender-2.jpg

let's splitは、redditにてwootpatoot氏によってつく作られた左右分離するタイプのキーボードです。数字やファンクションキーのRowがなく、全部で48キーしかないかわいいキーボードとなってます。


  • 格子配列

  • コンパクト (Planckと同様40%サイズのキーボード)

  • 左右分離型

  • プログラマブル (QMK_Firmwareで好きなキーマップを作成できる)

といった特徴を持ってます。

自作キーボード界隈では有名なErgoDoxやPlanckの影響があり作られたキーボードでしょうか。

レツプリはPCBも販売され、ビルドログも多く、自作キーボードに挑戦しやすいキーボードでもあります。


部品を購入

以下の部品を購入。

部品
価格
販売元

Let's Split PCBs
$8.99
MEHKEE

TRRS Jacks
$3.29
MEHKEE

Cherry MX (x50)
$32.50
MEHKEE

TRRS Cable
$5.49
MEHKEE

DSA PBT Keycaps (x48)
¥2,592
TALP

Arduino Pro Micro
¥1,000
TALP

1N4148 DIODE (100PCs)
¥150
TALP

タクトスイッチ (x2)
¥100
SwitchScience

フルカラーシリアルLEDテープ(17cm)
¥756
SwitchScience

M3ネジ/ナット(5mm程度あればOK)
¥300
東急ハンズ

M3スペーサー(10mm)
¥200
東急ハンズ

アクリル(270x320x3mm)
¥1,146
東急ハンズ

アクリルレーザーカット加工
¥800
FabCafe

およそ13,000円 + 送料でつくれちゃいます。

スイッチやキーキャップは好みで。(王道のCherry MXがやはりおすすめですが…)

MEHKEEとswitchTopがありますが、MEHKEEのほうが発送は早いです。

Arduino Pro Microは互換品(いわゆるコピー品)なので不良もあるかも…?

あとは、キーキャップにPBTと呼ばれる高品質の素材を選んでますが、安めのABSでもOK。


組み立て


ダイオードを半田付け:裏面

左右合わせて48個のダイオードを半田付け。

取り付けは裏面でも表面でもどっちでも大丈夫です。

FullSizeRender-3のコピー.jpg

これが一番大変。


TRRSジャックを取り付け:裏面

左右のキーボード間で通信を行うためのTRRSジャックを取り付けます。

よく取り外しする端子なのでしっかりとはんだ付けすると◎

FullSizeRender-6のコピー.jpg


ピンヘッダを半田付け:裏面

Arduino Pro Microと呼ばれるキーボードの制御部分を付けるためのピンヘッダです。

ブレッドボードに刺しながらはんだ付けすると簡単。

FullSizeRender-5のコピー.jpg


キースイッチを取り付け:表面

(PCB) - (アクリル) -- (キースイッチ) とアクリルを挟み込むようにキースイッチをはんだ付けしていきます。

ここまで来るとキーボード感が出てくるのでワクワク感もup。

FullSizeRender-7のコピー.jpg


Arduino Pro Microを取り付け:裏面

最後に制御部分をはんだ付け。右側は表面が見えるように、左側は裏面が見えるようにはんだ付けする必要があります。タクトスイッチもはんだ付けし、リセット(書き込み時に必要)できるように組み立てて行きます。スペーサーは10mmだと余分なスペースはないのでピンヘッダの余った部分はニッパーでカットしていきます。

不良が多いArduino Pro Micro互換品なのではんだ付け前にテストをおすすめします。

FullSizeRender-8のコピー.jpg


ネジを締めて完成

最後にスペーサーとネジで組み立て終了です!


ファームウェアを書き込む


キーマップを考える

QwertyやDvorak、Colemarkなど好きな配列で自分だけのーマッピングを!

http://www.keyboard-layout-editor.com/#/gists/01fa9a12ff5ba9ec09c1683193cd1346


プログラムの書き込み

githubにて公開されているQMK Firmwareからgit cloneし、自分好みのキーマップを作成していきます。(僕はnicinaboxさんのキーマップを改変し使っています)


インストール

$ brew install avr-gcc

$ brew install avrdude


ビルド

$ make rev2-{キーマップ名}


書き込み

$ make rev2-{キーマップ名}-avrdude

といった具合で左右それぞれのArduino Pro Microに書き込みを行い、完成です!


最後に

レツプリはプログラマブルなキーボードなので乱数を生成したり、マクロを設定したりといろいろな割当ができます。

また、自作キーボードは部品注文から組み立て、キーマッピングを考えるまでのそれぞれの過程でワクワク感が味わえると思います。

愛着の湧く、自分だけのキーボードをデザインしてみてはいかがでしょうか!

キーボード沼へようこそ

明日は @egoa56 さんの「年末なんで大掃除(技術的負債のたな卸し)してみよう。」です!お楽しみに!