GateOneはWebブラウザ上で動作するターミナルエミュレータで、OSSとして公開されています。
これを使うことで、外部へ直接SSH接続ができない環境であってもWebブラウザからHTTP通信でGateOneサーバに接続し、ブラウザ上からGateOneサーバ経由で他のサーバにSSH接続して操作を行うことができます。
公式サイトと公式のGitHubはこちら
GateOneがどのようなものかはこちらの記事を読むと良くわかると思います。
SSHができない環境で使うためのGateOne serverを構築するためにSSH接続が必要になっては意味が無いので、
自動で構築できるようにCloudFormation Templateを作成しました。
上記のリンク先からcfn_template.jsonをダウンロードし、
AWS CloudFormationでStackを作成すれば、GateOneが稼動した状態のサーバが立ち上がります。
Stackの状態がCreate Completeになった後に数分待てば(何らかの理由でエラーにならなければ)
ブラウザから接続できるようになると思います。
接続するとBasic認証を要求されるので、Parametersで指定したUserNameとUserPasswordを入力するとターミナル画面が表示されます。
その後の操作はGateOne公式のドキュメントを参照してください。
その他の注意点としては、GateOne server経由でSSHをする場合、当然SSHの接続元IPはGateOne serverとなるので
接続先サーバのSecurityGroupやiptables等ではGateOne serverからのSSH接続を許可しておく必要があります。
HTTP/HTTPSでしか外に通信できない環境でなくとも、GateOne自体が色々と便利な機能を備えたプロダクトなので、試しに使ってみてはどうでしょうか。