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ハッカソン参加時の備忘録 ~ 第3回:【Python】AWS LambdaとAWS RDS(MySQL)を連携させてみよう ~(1)

Last updated at Posted at 2024-01-14

こんにちは。ITエンジニアのきゅうです。
第3回目は業務アプリケーションでは必ずと言っていいほど使うデータベースに接続させてみたいと思います。

そもそもAWSには様々なデータベース(以降DB)が用意されており、
特にNonSQLをAWSはプッシュしている様に思いますが、
今回は使い慣れたRDSの中でもMySQLを使用していきたいと思います。
以下、今回作成するアーキテクチャイメージになります。
01.png

VPCの作成

使用するサービス:VPC
使用する機能:VPC

1.VPCの作成

RDSはVPCを設定する必要があるので、事前にVPCを作成しておきます。
AWSにログインしたら、まずは検索ボックスより「VPC」と入力し、開かれた『VPC』のダッシュボードより「VPCを作成」ボタンをクリックします。

2.VPCの設定をする

VPCの設定画面で以下のように設定する。
01.png

●『作成するリソース』:「VPCなど」を選択することで、サブネットやルートテーブルなどを自動作成してくれます。
●『名前タグの自動生成』:今回は「test2023」にしましたが、任意の名前でOKです。
●『アベイラビリティゾーンの数』:「2」を設定する。「1」とすると、RDS作成時に警告が発生し、RDSを作成できない。

●『プライベートサブネットの数』:ハッカソンであればプライベートサブネットは1で十分だと思います。
●『NATゲートウェイ』:なし。設定すると書きされるようですので・・・
●『VPCエンドポイント』:とりあえずS3ゲートウェイを選択。
上記以外はデフォルトでOKです。『VPC作成』を押下しましょう。

3.VPC作成完了

作成したVPCを確認してみましょう。
02.png

RDSの作成

使用するサービス:RDS
使用する機能:データベース(MySQL)

1.RDSにて「データベースの作成」をクリック

続いて、検索ボックスより「RDS」と入力し、開かれた『RDS』のダッシュボードより「データベースの作成」ボタンをクリックします。

2.RDSの設定

表示された設定画面に対して、以下の画面キャプチャ―のように設定し、「作成」ボタンを押下する。
※途中、上記で作成したVPCを使うように設定しているが、HeidiSQLが繋がらないようであれば、VPCも新規作成すると繋がる可能性が高い。
03.png

3.HeidiSQLをダウンロードする。

「2.」で空のRDS(データベース)を作成したが、値が入っていないと意味がない。
だが、値を入れるためにSQLを作成するのも一苦労。。。
そんな時『HeidiSQL』を使ってみてはどうだろうか?
『SQLServer』のようにGUIでレコードを参照できるだけでなく、INSERTやUPDATE、DELETEなどは画面からエクセルのように入力出来るだけでなく、画面の項目設定など『CREATE TABLE』もGUI上から可能です。
ということで、早速HeidiSQLを使ってみましょう。
以下のサイトより、HeidiSQLをダウンロードする。

4.HeidiSQLをセットアップする。

インストーラをクリックし、インストールウィザードに沿って設定を行いましょう。
一通り設定を終え、ショートカットをクリックすると以下のような画面が表示されます。
image.png

5.接続情報を新規作成する。

以下の画面キャプチャーのように入力しましょう。
そして、入力を終えたら、「開く」ボタンをクリックする。
image.png

すると・・・
以下のような画面が表示されるので、表示されたら『AWS RDS』のDBに接続成功です。
image.png

RDSの権限周りの設定や、Lambdaにライブラリをインポートをしよう

使用するサービス:Lambda
使用する機能:レイヤー

1.レイヤー追加画面を表示する。

今回「pymysql」というライブラリを使用するため、「pymysql」をインポートする必要があるのだが、
AWSには「pymysql」がデフォルトでインストールされていない。
なので、Lambdaの各関数の設定の「コード」画面の一番下で、『レイヤー』を設定する必要がある。
『レイヤーの追加』をクリックする。
image.png

2.レイヤーの設定

レイヤーの設定には「AWSレイヤー」「カスタムレイヤー」「ARNを指定」の3種類があり、
『AWSレイヤー』:ローカルやAWSの『Cloud9』を使って、必要なライブラリをZip化する方法。
『カスタムレイヤー』:AWS アカウントまたは組織によって作成され、関数のランタイムと互換性があるレイヤー。(ほとんど使用しないので詳しくは分かりません。)
『ARNを指定』:有志によってインターネットにアップロードされたライブラリをARNを指定することで、呼び出す。

当方としては、まず「ARNを指定」を考えます。
以下のGitHubページから、
deployments/python3.9
と進み、自分のリージョンの「html」リンクをクリックする。
すると、現在色々な人によって作られたレイヤーのARNが展開されているため、
レイヤー追加したいものがあれば、こちらを使うのが得策です。

今回はARN上記のサイトの
arn:aws:lambda:ap-northeast-1:770693421928:layer:Klayers-p311-pymysql:1
を使用する。
以下、設定例です。

image.png

NATインスタンスを設定して、外部接続できるようにする。

プライベートサブネットに配置したLambda関数は、インターネット等外部へのアクセスが制限されてしまう。その問題を改善する為、AWSでは『NAT GateWay』という仕組みが用意されている。
ただ、この『NAT GateWay』は高価であり、まあまあの利用料がかかってしまう。
そこで、もう一つの解決策が、EC2に『NATインスタンス』を用意する方法となります。
ここでは、その設定を記載する。
以下、再掲載となりますが作成するアーキテクチャイメージです。
image.png

★★(1).ルートテーブルを使って、パブリックサブネットにインターネットゲートウェイを紐づける★★

使用するサービス:VPC
使用する機能:ルートテーブル
1.ルートテーブルよりパブリックサブネットを選択。

VPCの左サイドメニューからルートテーブルを選択する。
image.png

2.「ルートを編集」ボタンを押下

image.png

3.「ルートを追加」ボタンを押下

image.png

4.インターネットゲートウェイを設定

画像の通り、インターネットゲートウェイを設定し、「保存」をクリック。
image.png

5.リソースマップでパブリックサブネットにインターネットゲートウェイが紐づいたことを確認。
使用するサービス:VPC
使用する機能:お使いのVPC

image.png

★★(2)セキュリティグループを作成する。★★

使用するサービス:VPC
使用する機能:セキュリティーグループ
1.「セキュリティグループ」を開く

VPCの左サイドメニューからセキュリティグループを選択する。
image.png

2.「セキュリティグループを作成」を選択。

image.png

3.インバウンドルールを設定する

画像の通り、インバウンドルールを設定する。
今回プライベートサブネットを2つ作っているはずなので、それぞれにHTTP/HTTPSを許可する設定を入れる。
  ※CIDR入力欄にプライベートサブネットのCIDRが出てこない場合は、直打ちするとよいです。
また、NATインスタンスにアクセスするために、自分のIPアドレスにだけSSHを許可します。
image.png

4.アウトバウンドルールを設定する

サーバーから外部アクセスするサイトのIPアドレスを登録するが、
「0.0.0.0/0」ですべてを許可してしまう方がハッカソンとしては安全。
image.png

5.「セキュリティグループを作成」ボタンを押下。

★★(3)EC2にてNATインスタンスを作成する。★★

使用するサービス:EC2
使用する機能:インスタンス
1.EC2インスタンスを開いて、「インスタンスを起動」を押下。

image.png

2.キャプチャーのように設定し「インスタンスを起動」を押下する。

以下の画面キャプチャーのように設定し、「インスタンスを起動」を押下する。
※注意事項等は3.4.で記載します。
image.png

3.アプリケーション選択でNATインスタンスを選択します。

「Application and OS Images」という、OSを選ぶ箇所が最初の方にあるので、そこでは
amzn-ami-vpc-nat
と入力し、NATインスタンスを選択します。
image.png

4.『ネットワーク設定』欄でVPCとセキュリティグループを選択する。

『ネットワーク設定』欄で『編集』ボタンを押し、「VPC」を上記の『VPCの作成』で作成したVPCを選択する。
ここを見逃すと、セキュリティグループでデフォルトしか選択できずに、「なんでだぁぁぁ~~!!!」となるので注意しよう!!

注意
※※サブネットは『パブリックサブネット』を選択します。
※※パブリックIPの自動割り当ては『無効化』を選択します。
※※セキュリティグループも先ほど設定した「セキュリティグループ」を選択します。

image.png

5.『キーペアを作成』という画面が表示されるので「キーペア」を作成します。
6.再度「インスタンスを起動」を押下すると、作成完了。

image.png

★★(4)NATインスタンスを固定IPアドレスに紐づける★★

使用するサービス:VPC
使用する機能:Elastic IP
1.『Elastic IP アドレス』を開く

『VPC』を開き、左のメニューより『Elastic IP』を選択します。
その後、表示される「割り当てられたIPv4アドレス」を選択します。
IPアドレスは晒せないので、オブジェクトで隠してますが・・・
image.png

2.『Elastic IPアドレスの関連付け』をクリックする。

image.png

3.「関連付け」の設定をする。

リソースタイプは「インスタンス」を選択し、
「インスタンス」NATインスタンスを選択します。
プライベートIPアドレスは表示されたものを選択します。
image.png

4.「関連付ける」ボタンを押下。

「関連付ける」ボタンを押下すれば完成です。

★★(5)送信元/送信先チェックの無効化★★

使用するサービス:EC2
使用する機能:インスタンス
1.『アクション』を開く

EC2を開き、これまで設定してきたNATインスタンスを選択(チェックを入れる)し、
『アクション』をクリックします。
image.png

2.『ソース/宛先チェックを変更』をクリック

「ネットワーキング」⇒「ソース/宛先チェックを変更」の順でクリックします。
image.png

3.『送信元/送信先チェック』を「停止」

『送信元/送信先チェック』の「停止」にチェックを入れ、「保存」をクリックする。
image.png

(6)プライベートサブネットからのインターネット接続をNATインスタンス経由にする

使用するサービス:VPC
使用する機能:ルートテーブル
1.VPCのリソースマップより、プライベートサブネットの設定画面を開く。

image.png

2.サブネット詳細画面より「ルートテーブル」を開く

image.png

3.「ルート編集」を開く

対象のルートテーブルにチェックを入れて、「アクション」より「ルート編集」を選択する。
image.png

4.ルート編集でNATインスタンスを設定する。

「ルート」を追加し、送信先が「0.0.0.0/0」に対して、「インスタンス」-「(NATインスタンス)」を設定する。
image.png

5.もう一方のプライベートサブネットも同様の設定を行う。

★★(6)Lambdaと接続確認★★

使用するサービス:Lambda
使用する機能:関数

今回は、前回のLINEBotのオーム返しをVPCのプライベートサブネットに配置しましたので、
LINEアプリで接続確認をしてみます!!
image.png

恥ずかしい限りですが、私のLINE履歴を見ると一度オーム返し出来なくなってから、
再度オーム返し出来るようになったのが分かると思います。

ということで、、、
ここまでで、やっとLmabdaが外部接続できましたので、
一旦今回の備忘録はここまでとしたいと思います。
次回はLambdaのLINEbotを書き換えて、データベースに格納したものをLINEに表示させるbotを作っていきたいと思います!!

ということで、本日はここまでです。
少しでも参考になったと思いましたら、「いいね」や「ストック」を押していただけますと、今後の励みになりますので、是非とも宜しくお願い致します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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