はじめに
これからeccube3を使う方が知っておくと役に立ちそうなことを抜粋してみました。
開発の際の参考にしていただけたらと思います。
3系と2系は別物
eccubeの3系と2系はほぼ別物と考えてもらっていいです。(そもそも、採用しているPHPフレームワークから違います1)
そのため、2系をやったことがあるからといって、3系はすぐに使えるわけではないことを留意していただけたらと思います。
公式ドキュメントについて
eccube3に関する基本的なドキュメントは下記に公式ページがあります。基本的な使い方は下記にあるので、適宜参照してみるのがよいかと思います。
http://doc.ec-cube.net/
eccube3のカスタマイズ
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開発・カスタマイズはプラグインを作って行う
- 既存機能を拡張するにも、新しい機能を追加するにも、プラグインを作らなければいけません。例え、数行のカスタマイズでもプラグインの作成が必要です
- ただし、静的なコンテンツを追加するだけであればプラグインを使わなくても可能です
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デフォルトのtemplateをいじる際は、app以下にコピーすることで使える
- これは下記ドキュメントをみていただければと思います
- http://doc.ec-cube.net/design_template#デザインのカスタマイズ時のファイル配置
してはいけないこと
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srcディレクトリ以下はいじらない
- eccube3のコアファイルが格納されているディレクトリです。下手にいじったら、動かなくなります。やむ終えない場合以外はいじらないようにするのがいいかと思います
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vendorディレクトリ以下はいじらない
- 外部のライブラリがまとまってるディレクトリです。こちらもsrcディレクトリ同様、下手にいじったら、動かなくなります。こちらもいじらない方がいいかと思います
変更が反映されない
- 変更が反映されなければキャッシュを削除する
- サーバー側のキャッシュが残っていることが多いです。特に、twigテンプレートの変更を加えて反映されてなければ、大体キャッシュが原因です
エラー画面が表示された時
- ログを見ましょう
- eccubeはログをデフォルトで下記のディレクトリにとってます
- app/log/ディレクトリ
- フロント画面のログは"app/log/front_site_YYYY-MM-DD.log"にとってます
- 管理画面のログは"app/log/admin_site_YYYY-MM-DD.log"にとってます
- [エラー画面]とは、下記のような画面のことです↓
コードの書き方が分からない
- 開発に詰まったら配布のプラグインやsrcファイル以下のコードを見てみましょう
- プラグインやsrcコード以下は既に出来上がったコードなので、参考になるかと思います。
- 例えば、公式のプラグインである「商品レビュー管理プラグイン」(https://www.ec-cube.net/products/detail.php?product_id=1065) などは参考になると思います
終わりに
他に「これとか基礎知識として知っとくと役に立つんじゃないか?」というものなどがございましたら、おっしゃっていただけたらと思います。また、間違いなどありましたらご指摘くださいませ。
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3系はsilexというSymfony2 ベースのフレームワークを採用。対して、2系は独自フレームワークを採用 ↩