パスを通す、ということはどういうことだろうか。
それを一言で言うと、どのディレクトリにいてもバイナリファイルをコマンドとして呼び出すことが出来るようにすることだ。
例えば
echo "HELLO"
このようにHELLOを出力するファイルがあるとする。
このプログラムをコマンドとして使いたい場合がある。
"binX"とコマンドとして打てば"HELLO"が帰ってくると嬉しいわけだ。
それを実現するために、コンピュータがコマンドを認識するシステムと、実際に実行されるバイナリファイルの置き場が必要となる。
その置き場をPATH、コマンドを認識させることをPATHを通すという。
例えばmybinというディレクトリに先ほどのbinXという実行ファイルを置いておく。そしてmybinにPATHを通すと、mybin以下の実行ファイルがすべてコマンドとして使用できるようになるというわけだ。
ここでよくやりがちなのが、実行ファイルではなく、実行ファイルが配下にあるディレクトリをmybinの下に置いてしまうことだ。PATHは直下でないとコマンドとして認識しないので、要注意。
さて、実際のPATHの通し方だが、
以下を.bash_rc or .bash_profileにかけばよろし。
export PATH=$PATH:mybin
mybin部分が追加したい実行ファイルへの検索パスとなる。